ロミオとジュリエット
マシュー・ボーンのバレエ『ロミオとジュリエット』日本公演公式サイトにコメントを寄せました。こちらは大変オススメの作品です。 horipro-stage.jp
有楽町よみうりホールで『ロミオとジュリエット』を見てきた。井上尊晶演出で、20日まで中止だったので見に行けないかもと思っていたのだが、ベンヴォーリオ役もバルサザー役の田中亨がやるということで上演再開となった。最後には田中亨も含めて若い男優陣…
上野の東京文化会館でロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』を見てきた。ケネス・マクミラン振付、クーン・ケッセルズ指揮によるものである。既にロイヤル・バレエの『ロミオとジュリエット』は何度か見たことがある。 前に見た時とそんなに雰囲気が違う…
アレクサンドラ・ラター演出『ロミオ&ジュリエット』を見てきた。衣装は今の若者が着るような服で、完全に現代的な演出である。ロミオ(長谷川慎)たちがたむろしているのはプールバーだし、ロミオとジュリエット(北乃きい)が出会うキャピュレット家のパー…
シアター2+1で『ロミオとジュリエット』を見てきた。なるせこお台本・演出によるものである。翻訳は河合祥一郎版に基づいているようだ。 後ろに倒れた2本の柱がクロスしているセットで、この場所がバルコニーとしても使用されている。ロレンス修道士(本島孝…
『Q:A Night At The Kabuki』再演を見てきた。正直なところ、初演で見た時の「これ、クイーン要らないのでは…」という感想はあまり変わらなかった。ただ、前回とは違って戦争が続いている騒がしい世相の中で見るとより現代的な気はしたし、前よりもこなれて…
Kバレエ『ロミオとジュリエット 』in Cinemaを見てきた。3月の公演を収録し、映画館で上映するものである。 www.k-ballet.co.jp 優美なダンスとはうらはら、けっこう『ロミオとジュリエット』としては暴力的な演出である。若者たちのケンカは女性陣も参加し…
紀伊國屋ホールで『浪花節シェイクスピア 富美男と夕莉子』を見てきた。末満健一脚本・演出による大阪弁の『ロミオとジュリエット』である。 www.mmj-pro.co.jp 1950年代末、大阪の南あたりにあるらしい浪花坂という街が舞台である。ヤクザの紋田木一門の跡…
オーチャードホールで松山バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。清水哲太郎演出・振付、河合尚市指揮によるものである。 73歳でジュリエットを踊る森下洋子の力量などは凄いと思ったのだが、正直、演出コンセプトが個人的に面白いと思えなかった。パ…
東京文化会館で東京バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。東京バレエ団としてはジョン・クランコが振り付けたものの初演だそうである。このバージョンはたぶん初めて見た。 www.nbs.or.jp 二層になった豪華なステージが特徴で、とくにパーティの場面…
スティーヴン・スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』を見てきた。言わすと知れた有名ミュージカルのリメイクで、原作は『ロミオとジュリエット』である。 www.youtube.com 基本的なお話は変わっていないのだが、スピルバーグとよく一緒に仕事をし…
NTライヴ『ロミオとジュリエット』の簡単な解説記事をシネマカフェに書きました。 北村紗衣「稽古場からスクリーンへ~ナショナル・シアター・ライブ『ロミオとジュリエット』」シネマカフェ、2022年2月7日。 www.cinemacafe.net
ウェス・アンダーソンの新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を見た。 www.youtube.com とても説明のしづらい映画である。カンザスの新聞社のフランスにある支社みたいなところが『フレンチ・ディスパッチ』なる英…
明治大学シェイクスピアプロジェクトの『ロミオとジュリエット』を配信で見た。 www.youtube.com どうしても同じセットで上演された『ロメオ、エンド、ジュリエット』と比べてしまうのだが、やはり台本が新しいものになるだけでだいぶ違う。前の上演と比べて…
明治大学シェイクスピアプロジェクト、西村俊彦演出『ロメオ、エンド、ジュリエット』を配信で見た。今年の明治大学シェイクスピアプロジェクトは2本立てで、これは特別講演として1886年の河島敬蔵『春情浮世の夢』と1904年の小山内薫脚色を用いた台本を使い…
日生劇場で『カプレーティとモンテッキ』を見てきた。こちらはベッリーニのオペラで『ロミオとジュリエット』と同じお話を原作にしているが、かなり内容も味わいも違う。ライヴ上演ではないが、ジョイス・ディドナートがロメオ役の上演が配信されており、そ…
カナダのストラトフォード・フェスティバルが配信した『R+J』を見た。ラヴィ・ジェイン、クリスティン・ホーン、アレックス・バルマーによる『ロミオとジュリエット』の翻案で、ジェインは演出し、バルマーはローレンス修道士役で出演もしている。 www.strat…
『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』を配信で見た。清水邦夫の戯曲で、シアターXで上演された公演の記録である。中原和樹演出で、Zoromeha企画によるものである。 rhythmcollection777.wixsite.com 百貨店の少女歌劇団が太平洋戦争による空襲でバ…
東京芸術劇場で『野外劇 ロミオとジュリエット』を見てきた。青木豪演出で、もともとは野外劇にする予定だったが新型コロナウイルスなどの事情でできなくなったらしい。500円で見られるプロダクションである。 tokyo-festival.jp 正直なところ、全くダメなプ…
たちかわシェイクスピアプロジェクト『いつかの、どこかの、ロミオとジュリエット』を配信で見た。鮭スペアレの中込遊里が立川の中高生を指導してシェイクスピアをもとにした作品を作るというプロジェクトである。 www.tachikawa-chiikibunka.or.jp 『ロミオ…
『名作異聞 ロミオとジュリエット~ ティボルト その恋の犠牲者~』を配信で見た。長瀬貴弘脚本、松崎史也演出で、声優によるリーディング公演である。東京芸術劇場で上演され、ニコニコの有料配信で見ることができる。 readpia.jp お話の内容は、『ロミオと…
グローブ座『ロミオとジュリエット』を有料配信で見た。Ola Inceによる演出で、グローブ座が久しぶりに実施するお客さんを入れて行う上演の一環…なのだが、なんとティボルト役が隔離になってしまったそうで代役だった。イギリス時間で夜の公演しかライヴ配信…
朝日カルチャーで実施したオンライン講座「『ロミオとジュリエット』の笑いと社会批判」が無事終わりました。お越しくださった方々、どうもありがとうございます。申し込まれた方には期間限定アーカイヴもあります。また、一応続編ということで8/20の「『夏…
東京交響楽団パンフレットの6月号に寄稿しました。プロコフィエフ『ロミオとジュリエット』のコンサートにあわせて、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に関する簡単な解説です。書誌情報は以下のとおりです。 北村紗衣「シェイクスピア時代の恋と社…
ミュージカル『ロミオとジュリエット』を配信で見た。ロミオが黒羽麻璃央、ジュリエットが伊原六花の回である。 www.rj-2021.com 先日、宝塚で見たのと同じ演目なのだが、宝塚に比べるとロミオをはじめとする男性陣が圧倒的に理想化されておらず、最初は「同…
ドイツ・オペラ・アム・ラインのボリス・ブラッハーによるオペラ『ロミオとジュリエット』を配信で見た。そういう作品があること自体全く知らなかったのだが、ブラッハーはバルト・ドイツ人の作曲家で、これは1943年の作品だということだ。今年の3月19日の上…
ポーランド国立バレエの『ロミオとジュリエット』を配信で見た。今年の2月27日に上演されたものの映像である。 www.youtube.com 私が見慣れているマクミランのイギリス風のバージョンとはがらりと雰囲気の違う、ヨーロッパ風の『ロミオとジュリエット』であ…
東京グローブ座で森新太郎演出『ロミオとジュリエット』を見た。 www.romeoandjuliet2021.jp 以前に同じ東京グローブ座で森新太郎がやった『ハムレット』同様、全体で3時間以上ある。ふつうの『ロミオとジュリエット』に比べるとかなりカットが少ないのだが…
カクシンハンのポケット公演『ロミオとジュリエット』を月のはなれで見てきた。カフェの屋上野外席で飲み物などが出て、60分強で『ロミオとジュリエット』を楽しめるというプロダクションである。 kakushinhan.org キャストや演出は去年の11月に配信したもの…
宝塚星組『ロミオとジュリエット』のライブビューイングに行ってきた。2013年に一度見ていたのだが、基本的には同じ話とはいえ、けっこう細かいところは忘れて、記憶が新たになった感じである。 kageki.hankyu.co.jp 2013年に見た時よりも少し全体的にこなれ…