バレエ
日生劇場で『真夏の夜の夢』を見てきた。メンデルスゾーンの音楽に振付をしたもので、演出は中島伸欣である。家族向けのイベントで、子どもにもかわるように解説がつく(最初にバレエのマイムの意味に関する説明などもある)。音楽は東京シティ・バレエ団に…
Kバレエ『ロミオとジュリエット 』in Cinemaを見てきた。3月の公演を収録し、映画館で上映するものである。 www.k-ballet.co.jp 優美なダンスとはうらはら、けっこう『ロミオとジュリエット』としては暴力的な演出である。若者たちのケンカは女性陣も参加し…
新国立劇場で『不思議の国のアリス』を見てきた。2011年にロイヤルバレエで初演された作品である。原作はもちろんルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』である。ジョビー・タルボットが作曲、クリストファー・ウィールドンが振付を担当している。 www.yo…
オーチャードホールで松山バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。清水哲太郎演出・振付、河合尚市指揮によるものである。 73歳でジュリエットを踊る森下洋子の力量などは凄いと思ったのだが、正直、演出コンセプトが個人的に面白いと思えなかった。パ…
東京文化会館で東京バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。東京バレエ団としてはジョン・クランコが振り付けたものの初演だそうである。このバージョンはたぶん初めて見た。 www.nbs.or.jp 二層になった豪華なステージが特徴で、とくにパーティの場面…
新国立劇場で『シンデレラ』を見た。フレデリック・アシュトン振付のもので、ウェンディ・エリス・サムスとマリン・ソワーズが監修・演出、マーティン・イェーツ指揮によるものである。 www.nntt.jac.go.jp 全体的には非常に正統派の演出で、安心して見られ…
キエフ・バレエ『シンデレラ』を配信で見た。2018年12月27日の上演の映像である。 www.youtube.com わりとスピーディでコミカルで、笑うところも多い演出である。衣装はけっこう綺麗で、シンデレラ(アンナ・ムロムツェワ)は家政婦扱いされている時から地味…
キエフバレエ『白鳥の湖』を配信で見た。ウクライナはもちろん戦争でひどい被害を受けているのだが、キエフバレエのダンサーは無事で夏に来日も予定しているそうだ。当たり前だが運営が大変なことになっているので、義援金も受け付けている。 www.youtube.com…
オペラノースの『春の祭典』の配信を観た。35分程度で終わる短いものである。ハイチ出身のJeanguy Saintusが振り付けており、ヴードゥーからインスピレーションを得ているそうだ。そのせいなのか思ったほど禍々しくなく、生け贄がどうこうみたいな不吉な感じ…
パリ・オペラ座バレエ・シネマ『シンデレラ』を見た。2018年の上演で、ルドルフ・ヌレエフ振付のものである。www.culture-ville.jp 映画界を舞台にしたもので、王子(カール・パケット)は映画スターになっている。シンデレラ(ヴァランティーヌ・コラサント…
Kバレエカンパニーの『シンデレラ in Cinema』を見てきた。Kバレエカンパニーは映画館での上映を定期的にやっており、これは今年の10月の公演の映像である。 www.tbs.co.jp 『シンデレラ』はオーソドックスな演出とマシュー・ボーン版で1度ずつ見たことある…
モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』を見てきた。クイーンとモーツァルトの曲を使った演目で、1991年に亡くなったフレディ・マーキュリーと、1992年に亡くなったモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーであるジョルジュ・ドン、エ…
ポーランド国立バレエの『ロミオとジュリエット』を配信で見た。今年の2月27日に上演されたものの映像である。 www.youtube.com 私が見慣れているマクミランのイギリス風のバージョンとはがらりと雰囲気の違う、ヨーロッパ風の『ロミオとジュリエット』であ…
『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』を試写で見てきた。こちらは昨年、公演が来日予定だったが新型コロナウイルスで上演中止になり、映像のほうが先に日本公開となった作品である。 www.youtube.com お話は有名なバレエ映画である『赤い靴』に沿ったもの…
NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』を配信で見た。2017年2月26日に上演されたものの映像である。指揮は冨田実里、演出は久保紘一、振付はマーティン・フリードマンである。 www.youtube.com わりと全体的にオーソドックスな衣装やセットを用いた演出で、正…
東京バレエ団の『M』を配信で見た。三島由紀夫をテーマにモーリス・ベジャールが作ったバレエ作品である。三島の没後50周年記念に東京文化会館で10月に上演されたものの映像である。 www.nbs.or.jp 直線的に三島の人生を描いているわけではなく、子どもの頃…
新国立劇場で『Shakespeare THE SONNETS』を見てきた。シェイクスピアのソネットを中心に『ロミオとジュリエット』とか『オセロー』とか、いろいろな作品を加味しながら作ったバレエ演目である。私が見た回のダンサーは渡邊峻郁と小野絢子だった。 www.nntt.…
フィンランド国立バレエ『夏の夜の夢』を配信で見た。2017年の上演を撮影したものである。音楽はメンデルスゾーンだが、『夏の夜の夢』の劇音楽以外にもメンデルスゾーンの曲を使っている。 人間たちは古代地中海風の衣装をまとい、アテネの街も壺絵みたいな…
オールド・ヴィクが配信している『ジキルとハイド』を見た。ドルー・マコニーによるダンス演目で、原作は言わずと知れたスティーヴンソンの古典である。2016年に上演されたものらしい。www.oldvictheatre.com 舞台はヴィクトリア朝ではなく、1950年くらいに…
ロイヤルバレエの配信で『眠れる森の美女』を見た。 www.youtube.com オーソドックスや美術やセットの大変豪華なプロダクションである。映画館で上映する想定で撮られたものなので、撮影などは大変こなれており、ダンスの動きが綺麗によくわかるようになって…
2ヶ月ぶりの映画館で、東劇でパリ・オペラ座バレエ・シネマ 2020『夏の夜の夢』を見てきた。ジョージ・バランシンがメンデルスゾーンの音楽に振付したものである。2017年の上演で、衣装をクリスチャン・ラクロワが担当している。 www.culture-ville.jp 第1幕…
新国立劇場巣ごもりシアター『ロメオとジュリエット』を配信で見た。ケネス・マクミラン版で、2016年の公演である。 www.nntt.jac.go.jp セットや衣装などはオーソドックスなルネサンス風のもので、振付も見慣れているマクミラン版なので、この間見たロイヤ…
オンライン試写で『剣の舞 我が心の旋律』を見た。ロシア・アルメニアの合作映画で、ハチャトゥリアンの伝記ものである。バレエ『ガイーヌ』の超有名曲である「剣の舞」の作曲過程を描いたものだ。 www.youtube.com 基本的には、一見ソ連に従順で真面目に仕…
ハンブルクバレエ『幻想・「白鳥の湖」のように』を配信で見た。ジョン・ノイマイヤーによる『白鳥の湖』の翻案である。 www.hamburgballett.de 主人公がバイエルンの王ルートヴィヒ2世で、『白鳥の湖』は劇中劇になっているという構成だ。ルートヴィヒは同…
Marquee TVでジュリアン・レステル振付『ロミオとジュリエット』を見た。音楽はプロコフィエフのものを使っている。2014年に収録されたものである。 www.marquee.tv お話のほうはけっこうカットされており、ふつうのプロダクションだと残しておくような箇所…
スペイン国立ダンスカンパニーの『ロミオとジュリエット』をMarquee TVの配信で見た。ナチョ・ドゥアト振付で、2008年に来日もしたことあるらしい。ただ、2013年のプロダクションを撮ったものなので、振付や演出にマイナーチェンジはあるかもしれない。 www.…
チューリッヒ歌劇場『ロミオとジュリエット』を配信で見た。クリスティアン・シュプック振付によるものである。 www.opernhaus.ch わりと暗めのステージで、奥に窓のある二階建てのお屋敷なのだが、たまにお屋敷というよりは役所みたいな冷たい感じで見える…
新国立劇場巣ごもりシアターでバレエの『マノン』を見た。マスネの曲にケネス・マクミランが振付をしたものである。今年2月の公演で、実は行きたいと思っていたのだが見に行けなかった。 www.nntt.jac.go.jp 原作はアベ・プレヴォの小説である。マスネは18世…
フレデリック・アシュトン版『夏の夜の夢』Marquee TVの配信で初めて見た。メンデルスゾーンの音楽を使った1時間くらいの演目である。2017年に上演されたものだ。 www.marquee.tv 夜の森の雰囲気あるセットにロマンティックな可愛らしい妖精がたくさん出てく…
Mrquee TVのフリートライアルでアレクサンダー・エクマン振付、スウェーデン王立バレエ『夏の夜の夢』を見た。2017年の上演を収録したものである。タイトルはシェイクスピアで多少の影響はあると思うのだが、お話は戯曲とは全く関係なく、北欧の夏至祭りを題…