ブレヒト

横浜のピーチャム乞食商会〜神奈川芸術劇場『三文オペラ』

神奈川芸術劇場(KAAT)『三文オペラ』を見てきた。言わずと知れたブレヒトの有名作で、演出は谷賢一である。 演出は非常に諷刺に満ちたもので、以前の新国立版より意識的にブレヒトっぽくかつ政治的にしており、とても良かったと思う。張り出し舞台から中央に…

人には金がなくてもメシを食い、酒を飲む権利がある〜ブレヒト『マハゴニー市の興亡』

白井晃演出『マハゴニー市の興亡』をKAATで見てきた。クルト・ヴァイルが音楽をつけたブレヒトの芝居で、山本耕史主演である。 奥行きのある暗くて広い平面にピンクの車とか机、イスなどを入れたセットで、上に横長のスクリーンがあり、ここに文字が出る。右…

政治的だが、もっと政治的でもいいと思う〜新国立劇場『三文オペラ』

ちょっと前になるが、新国立劇場で『三文オペラ』(公式サイトは音が出るので注意)を見た。宮田慶子演出で、新訳を使用している。『三文オペラ』を生で見るのは初めて。 舞台はヴィクトリア女王戴冠間近のロンドン。悪逆無道だが色男として名高い盗賊の頭目メ…

あうるすぽっと、文学座『ガリレイの生涯』〜戯曲は素晴らしいが演出がストレートすぎると思う

あうるすぽっとで文学座の『ガリレイの生涯』を見てきた。やはりブレヒトの原作がすごく優れていると思ったのだが、演出のほうはちょっと真面目でストレートすぎるのでは…という気がした。 話はガリレオ・ガリレイの後半生をかなり丁寧に追ったもので、ガリ…

ナショナルシアター『肝っ玉おっ母と子供たち』

イギリスに来て初めて芝居を見てきた。 なんてったって最近ポンドが上がり始めている上何かと引っ越し後は物いりでお金がないのと、カゼでずっと家でうじうじしていたため、せっかくイギリスに来たのになかなか劇場に行けず、今まで見たいお芝居を三つか四つ…