東京建物Brillia HALLで『MEAN GIRLS』を見てきた。ロザリンド・ワイズマンの子育て本『女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること』に基づく有名映画『ミーン・ガールズ』のミュージカル化である。ティナ・フェイが映画と同様に脚本…
マシュー・ボーンシネマ『くるみ割り人形』にコメントを提供しました。映画館で上映されます。切ないところもありつつ楽しい作品なので、是非ご覧下さい。 www.culture-ville.jp
ディズニープラスで配信開始した『エルトン・ジョン・ライヴ:Farewell from Dodger Stadium』を見た。エルトン・ジョンがFarewell Yellow Brick Road Tourの一環、北米最後のライヴとして行ったロサンゼルスのドジャー・スタジアムでの公演を撮ったコンサー…
イウリ・ジェルバーゼ監督『ピンク・クラウド』を見てきた。 www.youtube.com 舞台はおそらく現代ブラジルのどこかである。ジョヴァナ(ヘナタ・ジ・レリス)とヤーゴ(エドゥアルド・メンドンサ)は出会ったばかりで一夜を共にするが、突然、接触すると10秒…
『ミスタームーンライト〜1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢』を見てきた。ビートルズの武道館来日について、関係者や当時のファンなどに取材したドキュメンタリーである。 www.youtube.com 東芝のスタッフからファンクラブの人、財津和夫みたい…
『イニシェリン島の精霊』ウェブサイトにコメントをしました。見た人にはわかると思うのですが、けっこう底意地の悪いコメントですいません。 www.searchlightpictures.jp
NHKカルチャー梅田教室で実施したオンライン講座「批評ってなあに?フェミニスト批評に挑戦してみよう」イベントが無事終わりました。お越しくださった皆様、ありがとうございます。けっこうしゃべりすぎて、最後のほうはちょっと声が嗄れてしまいました…
アレクサンドラ・ラター演出『ロミオ&ジュリエット』を見てきた。衣装は今の若者が着るような服で、完全に現代的な演出である。ロミオ(長谷川慎)たちがたむろしているのはプールバーだし、ロミオとジュリエット(北乃きい)が出会うキャピュレット家のパー…
ウィキペディアンの間では有名な、山梨県の昭和町風土伝承館杉浦醫院に行って来た。杉浦健造と義理の息子である三郎は山梨県の地方病こと日本住血吸虫症の撲滅に尽力した医師で、その業績を記念して作られた記念館である。もともと杉浦一族がやっていた昔の…
Bunkamuraザ・ミュージアムで「マリー・クワント展」を見てきた。ヴィクトリア&アルバート博物館で行われた展覧会の巡回である。ドキュメンタリー映画もだいたい同時に公開され、クワントの業績が展覧会と映画、両方でわかるようになっている。いろいろスウ…
ロバート・エガース監督『ノースマン 導かれし復讐者』を見てきた。『ハムレット』のもともとの伝説を映画化した作品である。脚本にはエガースの他、アイスランドの著名な作家であるショーンが参加している。なお、監督はシェイクスピア研究者のウォルター・…
ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』を見てきた。惣領冬実作、原基晶監修の同名漫画の舞台化で、小山ゆうなが演出している。2020年に上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症で中止になってしまった作品の初演である。友人何人かと見に行き、いろい…
パン・ナリン監督『エンドロールのつづき』を見てきた。 www.youtube.com グジャラートの田舎町に住む9歳のサマイ(バヴィン・ラバリ)は、父(ディペン・ラヴァル)がやっている駅のチャイ売店を手伝いつつ、映画に憧れていた。そんなサマイは、ギャラクシ…
『丘の上の本屋さん』を試写で見た。 www.youtube.com 舞台はイタリアの小さな地方の村である。古書店の店主であるリベロ(レモ・ジローネ)はブルキナファソ出身の移民で本が好きな少年エシエン(ディディー・ローレンツ・チュンブ)と仲良くなり、売り物の…
サム・メンデス監督の最新作『エンパイア・オブ・ライト』を試写で見てきた。 www.youtube.com 舞台は1980年代初頭のマーゲイト(海辺のリゾート地)である。地元の映画館でマネージャーをしているヒラリー(オリヴィア・コールマン)は、ボスである既婚者の…
『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』を試写で見た。マリメッコのデザインで有名なデザイナー・画家のマイヤ・イソラについてのドキュメンタリーである。 www.youtube.com マイヤ・イソラは恋多き女性で旅を好んでおり、そのへんに焦点をあてたドキュ…
『ディヴォーション: マイ・ベスト・ウィングマン』をNetflixで見た。実在するアメリカ軍の黒人パイロットで、非白人としてアメリカ軍史に残る業績をあげたジェシー・ブラウンと、そのウィングマンだった白人のトム・ハドナーをめぐる史実に基づいた作品であ…
『キネマ旬報』2月上旬号に『イニシェリン島の精霊』のレビューを書きました。書誌情報は以下のとおりです。 北村紗衣「暴力と図書館~『イニシェリン島の精霊』をめぐって」『キネマ旬報』2023年2月上旬号、pp. 53-54。 キネマ旬報 2023年2月上旬号 No.1913…
2023年の年末年始記事として、旧正月(1月22日)にあわせて猫 (十二支)を立項しました(去年は[[リトル・クリスマス]]を立項しました)。今年はベトナムでは猫年です。これが今年最初の立項です。 ja.wikipedia.org
久保豊さんと開催したwezzyオンラインイベント「知られざるプレコード映画の世界〜クィア映画批評会〜」が無事終了しました。初めてプレコード映画について開催したイベントなのでちょっとあらすじ説明などがもたついてしまいましたが、久保さんの解説も楽し…
『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』を見た。ハーヴィ・ワインスティーンによる継続的な性的虐待事件に関するジョディ・カンターとミーガン・トゥーイーの報道についての映画である。この2人が書いた書籍である『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャー…
東京芸術劇場で『キングアーサー』を見てきた。ドーヴ・アチアによるフレンチミュージカルである。 だいたいアーサー王伝説ベースである。アーサー(浦井健治)がエクスカリバーを引き抜いて王になるところから始まり、王位を狙うライバルのメレアガン(伊礼…
『白水社の本棚』冬号に『ジョン王』のことを書きました。書誌情報は以下の通りです。 北村紗衣「汗牛充棟だより(8)シェイクスピアの不人気作『ジョン王』」『白水社の本棚』2023年冬号、8-9。
『ほの蒼き瞳』をNetflix配信で見た。何度か一緒に仕事をしているスコット・クーパー監督とクリスチャン・ベールが再度組んだ作品である。エドガー・アラン・ポーが登場する歴史ミステリ小説の映画化である。 www.netflix.com 1830年、ウェストポイント士官…
今月のwezzyの連載は『フィメール』(Female)です。1933年の映画ですが、男性部下にセクハラしまくり女性社長が恋に落ちるというなかなかとんでもない映画です。なお、記事に書かなかったのですが、この映画のロケをしたフランク・ロイド・ライトによるお屋敷…
ディズニー+で配信中の『If These Walls Could Sing アビー・ロード・スタジオの伝説』を見た。アビー・ロード・スタジオに関するドキュメンタリー映画で、ポールとリンダのマッカートニー夫妻の娘であるメアリー・マッカートニーが監督している。 基本的に…
『オンディーヌ』を見てきた。ジャン・ジロドゥの有名戯曲で、舞台で見るのは初めてである。星田良子による台本・演出で、けっこう翻案してある。 artistjapan.co.jp 水の精オンディーヌ(中村米吉)は湖のほとりで養親に育てられていたが、ある日騎士のハン…
『ドリーム・ホース』を見た。『シャーロック』『トーチウッド』『ドクター・フー』などの仕事をしていたユーロス・リン監督によるウェールズ映画で、実話をもとにしている。 www.youtube.com 2000年代頃のウェールズの谷間にある田舎の村が舞台である。昼は…
池袋のパルコで「PUI PUI モルカー展 DRIVING SCHOOL」に行って来た。えらい混雑で展示は少ないのだが、モルカーのジオラマが見られる。また、撮影に使う器具も展示されている。 ジオラマ 床からはえているニンジン 標識 撮影に使う器具。
ナショナル・シアター・ライヴ『レオポルトシュタット』を見てきた。トム・ストッパードの戯曲で、既に日本版を見ているが、これはパトリック・マーバー演出のものである。 そこまで日本版と印象が変わらなかったのだが、ただこっちのほうがブラックユーモア…