プロコフィエフ
上野の東京文化会館でロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』を見てきた。ケネス・マクミラン振付、クーン・ケッセルズ指揮によるものである。既にロイヤル・バレエの『ロミオとジュリエット』は何度か見たことがある。 前に見た時とそんなに雰囲気が違う…
Kバレエ『ロミオとジュリエット 』in Cinemaを見てきた。3月の公演を収録し、映画館で上映するものである。 www.k-ballet.co.jp 優美なダンスとはうらはら、けっこう『ロミオとジュリエット』としては暴力的な演出である。若者たちのケンカは女性陣も参加し…
オーチャードホールで松山バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。清水哲太郎演出・振付、河合尚市指揮によるものである。 73歳でジュリエットを踊る森下洋子の力量などは凄いと思ったのだが、正直、演出コンセプトが個人的に面白いと思えなかった。パ…
東京文化会館で東京バレエ団『ロミオとジュリエット』を見てきた。東京バレエ団としてはジョン・クランコが振り付けたものの初演だそうである。このバージョンはたぶん初めて見た。 www.nbs.or.jp 二層になった豪華なステージが特徴で、とくにパーティの場面…
新国立劇場で『シンデレラ』を見た。フレデリック・アシュトン振付のもので、ウェンディ・エリス・サムスとマリン・ソワーズが監修・演出、マーティン・イェーツ指揮によるものである。 www.nntt.jac.go.jp 全体的には非常に正統派の演出で、安心して見られ…
キエフ・バレエ『シンデレラ』を配信で見た。2018年12月27日の上演の映像である。 www.youtube.com わりとスピーディでコミカルで、笑うところも多い演出である。衣装はけっこう綺麗で、シンデレラ(アンナ・ムロムツェワ)は家政婦扱いされている時から地味…
パリ・オペラ座バレエ・シネマ『シンデレラ』を見た。2018年の上演で、ルドルフ・ヌレエフ振付のものである。www.culture-ville.jp 映画界を舞台にしたもので、王子(カール・パケット)は映画スターになっている。シンデレラ(ヴァランティーヌ・コラサント…
Kバレエカンパニーの『シンデレラ in Cinema』を見てきた。Kバレエカンパニーは映画館での上映を定期的にやっており、これは今年の10月の公演の映像である。 www.tbs.co.jp 『シンデレラ』はオーソドックスな演出とマシュー・ボーン版で1度ずつ見たことある…
東京交響楽団パンフレットの6月号に寄稿しました。プロコフィエフ『ロミオとジュリエット』のコンサートにあわせて、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に関する簡単な解説です。書誌情報は以下のとおりです。 北村紗衣「シェイクスピア時代の恋と社…
ポーランド国立バレエの『ロミオとジュリエット』を配信で見た。今年の2月27日に上演されたものの映像である。 www.youtube.com 私が見慣れているマクミランのイギリス風のバージョンとはがらりと雰囲気の違う、ヨーロッパ風の『ロミオとジュリエット』であ…
NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』を配信で見た。2017年2月26日に上演されたものの映像である。指揮は冨田実里、演出は久保紘一、振付はマーティン・フリードマンである。 www.youtube.com わりと全体的にオーソドックスな衣装やセットを用いた演出で、正…
新国立劇場巣ごもりシアター『ロメオとジュリエット』を配信で見た。ケネス・マクミラン版で、2016年の公演である。 www.nntt.jac.go.jp セットや衣装などはオーソドックスなルネサンス風のもので、振付も見慣れているマクミラン版なので、この間見たロイヤ…
Marquee TVでジュリアン・レステル振付『ロミオとジュリエット』を見た。音楽はプロコフィエフのものを使っている。2014年に収録されたものである。 www.marquee.tv お話のほうはけっこうカットされており、ふつうのプロダクションだと残しておくような箇所…
スペイン国立ダンスカンパニーの『ロミオとジュリエット』をMarquee TVの配信で見た。ナチョ・ドゥアト振付で、2008年に来日もしたことあるらしい。ただ、2013年のプロダクションを撮ったものなので、振付や演出にマイナーチェンジはあるかもしれない。 www.…
チューリッヒ歌劇場『ロミオとジュリエット』を配信で見た。クリスティアン・シュプック振付によるものである。 www.opernhaus.ch わりと暗めのステージで、奥に窓のある二階建てのお屋敷なのだが、たまにお屋敷というよりは役所みたいな冷たい感じで見える…
マシュー・ボーン IN CINEMA『ロミオとジュリエット』を試写会で見てきた。 www.youtube.com 生の舞台をロンドンで見ていて、内容に関してはそんなに大きな違いは感じなかったのだが、一つ思ったのはなんかちょっと短くなっているような気がしたことだ。ただ…
ロイヤル・バレエによるバレエ映画『ロミオとジュリエット』を見てきた。 www.youtube.com プロコフィエフの音楽にケネス・マクミランが振り付けたロイヤル・バレエの定番作品である『ロミオとジュリエット』を映画化したものなのだが、最近流行りの舞台を撮…
サドラ-ズ・ウェルズ劇場でマシュー・ボーン版『ロミオとジュリエット』を見てきた。完全な新演出である。 new-adventures.net プロコフィエフの音楽を使っているが、設定は相当変わっている。近未来の全体主義的な管理教育を行う寄宿学校を舞台に、監視員…
マシュー・ボーン版『シンデレラ』を見てきた。プロコフィエフの音楽を使いつつ、設定を第二次世界大戦にして、シンデレラと王子さまをロンドン空襲で引き裂かれる男女にしたバージョンである。 www.youtube.com これは2010年の再演をイギリスで見ていて、か…
ボリショイ・バレエ in シネマ『ロミオとジュリエット』を見てきた。 可愛らしいが意志も強そうなジュリエット(アンナ・ニク―リナ)をはじめとして、剽軽で軽快なマキューシオや血気盛んでダークなティボルトなどそれぞれの若者の個性が強く出ていたし、最後…
Kバレエカンパニーの『ロミオとジュリエット』を見た。熊川哲也のバレエを見るのは生まれて初めて。 セットは二階建てのルネサンス風の建物でちょっとグローブ座ふう。墓所の場面なんかは照明で変化をつけており、またまた衣装はそれぞれのキャラクターの性…
東京文化会館でスカラ座のバレエ『ロミオとジュリエット』を見てきた。主役はナターリヤ・オシポワとイワン・ワシリーエフ。 セットや衣装からダンスまでとにかくきちんと作り込んだ舞台で面白かったのだが、ただ前ロンドンで見た時よりもだいぶ話がわかりに…
初めてノースグリニッジのO2アリーナに行ってロイヤルバレエ『ロミオとジュリエット』を見てきた。主演のタマラ・ロホとカルロス・アコスタはどちらもスターだそうで、ロンドンでもそこらじゅうにポスターが出てる話題作。うちは全然知らなかったのだがロホ…
ロイヤルバレエの『シンデレラ』を見てきた。 うーん…正直、この間見たマシュー・ボーンの翻案のほうがずっと面白かったな。なんというかプロコフィエフのシンデレラの音楽は、うまく処理すればいくらでも恋愛の機微を表現できるようなオトナな音楽だと思う…
リッチモンド座でモスクワシティバレエの『ロミオとジュリエット』を見てきた。この間見たイングリッシュナショナルバレエに比べると全然パッとしなかった気がする。 まずジュリエット役のダンサーの芝居がちょっと…初めのほうのジュリエットはやたら陽気で…
イングリッシュナショナルバレエのバレエ版『ロミオとジュリエット』を見てきた。バレエ版を見るのは始めてなのだが、すごく面白かった。 まあ話は原作と同じなのだが、『ロミオとジュリエット』をそこらのお涙頂戴の悲恋ものと一線を画す一大恋愛悲劇にして…
観劇納めってことで、サドラーズ・ウェルズ劇場でマシュー・ボーンのバレエ『シンデレラ』を鑑賞。日付が変わることが重要な演目なので、大晦日らしいかと… ボーン版『シンデレラ』は、音楽はプロコフィエフの有名なアレなのだが、設定はかなり違う。舞台は1…