ミカド

学校で上演するという設定の演出~『ミカド』(配信)

2023年度の国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭『ミカド』を配信で見た。サラ・ヘルスビー・ヒューズ演出、マリー・ヒプキン音楽監督による上演で、ナショナルG&Sオペラカンパニーによるものである。 これまでけっこうナショナルG&Sオペラカンパニーはわり…

やっぱり日本の衣装でやるのはねぇ…国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭『ミカド』

バクストンで実施された国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でピークオペラの『ミカド』を見た。ピークオペラはバクストンで実施されるこのフェスのために作られた劇団らしい。2022年8月2日の上演である。 オーソドックスな演出なのだが、やはり今の…

バリトンをカウンターテナーに変えた上演~ギリシャ国立オペラ『ミカド』(配信)

ギリシャ国立オペラの『ミカド』を配信で見た。2017年の上演を収録したものである。ギリシャ語で歌われ、字幕はギリシャ語だけで英語字幕はつかない。 www.nationalopera.gr 字幕がないのでちょっと全部理解できたかあやしく、わりとよくわからなかったとこ…

日本語化がちゃんとできておらず、面白くない〜新国立劇場『ミカド』

新国立劇場で『ミカド』を見てきた。びわ湖ホールからの招聘公演で、演出・訳詞は中村敬一。 ちょっとデフォルメした日本ふうの服装にやはり日本風の背景が設置され、後ろにはいろいろな日本の風景の画像が場面に応じて映し出されるという美術になっている……

ティティプーの街で地元仕様のサヴォイ・オペラ〜ちちぶオペラ『ミカド』

秩父宮記念市民会館開館記念公演ちちぶオペラ『ミカド』を見てきた。『ミカド』の舞台はティティプーという街なのだが、これは秩父ではないかとも言われており、このため秩父ではもう既に何度も『ミカド』を上演している。イギリスのギルバート・アンド・サ…

ヨークシャ(7)ハロゲイト国際ギルバート・アンド・サリヴァン・フェスティヴァル

さてさて、本命であるギルバート・アンド・サリヴァン・フェスティバルのレポートである。 ギルバートとサリヴァンは19世紀末に活躍した喜歌劇の作者チームで、ギルバートが台本作家、サリヴァンが作曲家である。この人たちが作った一連の演目はサヴォイ・オ…

ギルバート&サリヴァン『ミカド』〜これはイギリス的センスだな…

ロンドンコロシアムでギルバート&サリヴァンのオペレッタ『ミカド』を見てきた。19世紀末のロンドンを席巻した大人気オペレッタで、今でも英語圏では大人気らしい。しかしながら日本のミカドを題材にしていて不謹慎(?)だということで日本ではほとんど上演さ…