カクシンハン

カクシンハン『薔薇戦争』(演出ネタバレ多数、メモ)

カクシンハン『薔薇戦争』を見てきた。7時間にわたる長丁場の芝居で、『ヘンリー六世』三部作で4時間半+『リチャード三世』で2時間半である。欠点とかアラはいろいろあるのだが、とにかく私はこういうシェイクスピアを見たいんだ!というようなエネルギッシ…

カクシンハン『薔薇戦争』パンフレットをお手伝いしています

7/25から始まるカクシンハン『薔薇戦争』公演にあわせて発行されるカクシンハンマガジンのパンフレットを少しだけお手伝いしています。義太夫の鶴澤寛也さんの対談が収録されております。 kakushinhan.org

仕事で鶴澤寛也さんと対談してきました

カクシンハン『薔薇戦争』関係のお仕事で女流義太夫三味線奏者の鶴澤寛也さんと対談してきました。義太夫のこととか全然知らないので、もっと勉強せねば…と思いました。 女流義太夫 三味線奏者の鶴澤寛也(つるざわ かんや)さんとシェイクスピア研究者で『お…

ささくれだった東京のハムレット~カクシンハンリーディング『ハムレット×SHIBUYA ~ヒカリよ、俺たちの復讐は穢れたか~』

渋谷でカクシンハンリーディング『ハムレット×SHIBUYA ~ヒカリよ、俺たちの復讐は穢れたか~』を見てきた。これを見たのは初めてである。 話はあまり直線的に進まないのだが、おおまかにはアキハバラとシブヤという現代の青年を中心に、渋谷のスクランブル交…

若い芝居、ロミオの夢~カクシンハン・スタジオ『ロミオとジュリエット』

カクシンハン・スタジオの『ロミオとジュリエット』を見てきた。生まれて初めてポストトークも頼まれたので、けっこう緊張して目を大きく見開いて見た。 kakushinhan.org 10ヶ月前に訓練を始めたばかりの初心者俳優で行う成果発表会的なところもある公演とい…

カクシンハン『ロミオとジュリエット』ポストトークで登壇します

カクシンハン『ロミオとジュリエット』、2/23(土)、18時の公演にて、ポストトークで登壇することになりました。 カクシンハン・スタジオ修了公演『ロミオとジュリエット』アフタートーク決定!2/23土 18時の回北村紗衣(シェイクスピア研究者) × 木村龍之介(演…

逃げ去る夜の夢~カクシンハン『ヴェニスの商人』

カクシンハン『ヴェニスの商人』を見てきた。 平らな舞台の三方を客席が囲むスタイルで、服装はだいたい現代っぽいがシャイロックだけは少々違う衣類を着ている。奥の客席がないところには小高くなった台があり、ここはシャイロックの家として使われたり、ポ…

慈父と荒ぶる母〜カクシンハン『冬物語』

中野のウエストエンドスタジオでカクシンハン『冬物語』を見てきた。 セットは三方を客席に囲まれた空間に四角い舞台を設置し、ラップで透明な壁を作っている。このラップは序盤で破られるのだが、今回のプロダクションはラップがかなり大活躍で、デルフォイ…

横断歩道の上の、父上の幻影〜カクシンハン『ハムレット』

シアターグリーンでカクシンハン『ハムレット』を見てきた。 既に2014年にカクシンハンの『ハムレット』を一度別の演出で見て、それについて雑誌に劇評を書いているのだが、今回は全く違った演出だった。前回は親密感のあるSPACE雑遊のセットを生かした非常…

子どものためのカクシンハン〜『ロミオとジュリエット』

カクシンハンのポケット公演『ロミオとジュリエット』を見てきた。大分県玖珠町で上演された短い公演を1日だけ東京の絵空箱で行ったものである。 ステージはかなり狭く、生演奏用のピアノが奥にある。右側にテーブルがあってそこに童話の本が積んであるのだ…

今までで一番、死人が多い〜カクシンハン『タイタス・アンドロニカス』

吉祥寺シアターでカクシンハン『タイタス・アンドロニカス』を見てきた。前回の『タイタス・アンドロニカス』(イギリスから帰国して初めてカクシンハンを見た)も見たのだが、全然違う演出だ。 色は赤と白が基調だが、前回の『マクベス』に引き続き、パイプ椅…

「カクシンハン五周年記念ロミジュリ&タイタス〜LOVE & DEATH PARTY〜」

「カクシンハン五周年記念ロミジュリ&タイタス〜LOVE & DEATH PARTY〜」にお越し下さった方々、どうもありがとうございました。私は「学校嫌いのための『ロミオとジュリエット』入門」という模擬講義をしました。おしゃれなお店で模擬講義なんかしたことない…

6/3に開催される「カクシンハン“五周年記念”一夜限りの ロミオとジュリエット&タイタス・アンドロニカス」で登壇します

6/3(土)の20:00からL.LovesR.で開催される「カクシンハン“五周年記念”一夜限りの ロミオとジュリエット&タイタス・アンドロニカス」イベントに登壇いたします。まだあまり内容も決まっていませんが、『ロミオとジュリエット』の話をする予定です。

職人たちの手のひらの上で〜カクシンハン『夏の夜の夢』(ネタバレ多数)

シアター風姿花伝でカクシンハン『夏の夜の夢』を見てきた。四角く黒っぽい舞台で背景は投影などを使用するが、基本的にかなりシンプルな舞台である。衣装は白と黒が基調だが、パック(真以美)はウエストポーチにちょっと色みのある服を着ており、犬みたいな…

ゴミみたいな舞台、ゴミでない内容〜カクシンハン『マクベス』

木村龍之介演出、カクシンハン『マクベス』を見てきた。プログラム作りを少しだけお手伝いしたので、招待だった。 全体的にとにかく舞台がゴミみたいなのが特徴である。内容は全然ゴミではないのだが(むしろゴミの逆)、セットの見た目がゴミの山みたいに汚い…

強迫的反復〜シアター風姿花伝、カクシンハンによる薔薇戦争サイクル一挙上演(ネタバレあり)

シアター風姿花伝でカクシンハンによる薔薇戦争サイクルの一挙上演を見てきた。シェイクスピアの作品のうち、『ヘンリー六世』三部作と『リチャード三世』は薔薇戦争を扱っているので薔薇戦争サイクルと呼ばれることがあり、これはひとまとめに論じられるこ…

シェイクスピア協会のShakespeare Studiesにカクシンハン『ハムレット』の劇評を寄稿しました

日本シェイクスピア協会のShakespeare Studiesにカクシンハン『ハムレット』の劇評を寄稿しました。 Kitamura Sae, 'Hamlet by Kakushinhan', Shakespeare Studies, 53 (2015): 72-74.

シェイクスピアはこうでなきゃ!〜カクシンハン『ジュリアス・シーザー』(ネタバレあり)

カクシンハンによる『ジュリアス・シーザー』を池袋のシアターグリーンで見てきた。非常に荒削りな演出でまだいくぶん完成してないところもあるのだが、それでも「シェイクスピアはこうでなきゃ!」というようなキレッキレの演出で大変に面白かった。絶対に…

どたばた劇と反転〜カクシンハン『じゃじゃ馬ならし』(ネタバレあり)

カクシンハン『じゃじゃ馬ならし』を見てきた。演出はいつもと同じ木村龍之介で、キャタリーナの役は真以美(グルーミオとダブリング)である。ペトルーチオとスライも同じ役者(齋藤穂高)で、これはけっこうよく見かける配役だ。私は『じゃじゃ馬ならし』は正…

長渕剛にご用心〜カクシンハン『オセロー』(Black)

木村龍之介演出、カクシンハン『オセロー』のBlack初日を見てきた(出張のためWhiteは見られない予定)。 ハコが池袋のシアターグリーンなので、前にカクシンハンが使っていた新宿Space雑遊とは少し違った感じである。真ん中に折り目がある、黒い移動式のつい…

カクシンハン『ハムレット』

カクシンハンの『ハムレット』を見てきた…のだが、これはちょっと依頼劇評を書く可能性がある作品なので(まだ決まってないのだが)、一応覚え書きとしてメモを書くだけにしておこうと思う。・舞台は前回の『仁義なきタイタス・アンドロニカス』に似ており、斜…

溢れるエネルギーと異性配役〜『仁義なきタイタス・アンドロニカス』(ネタバレあり)

カクシンハン『仁義なきタイタス・アンドロニカス』を見てきた。女役の男優の乳首がやたらに見えたり、銃撃虐殺エンドだったりするあたりが昨日見た『ロミオとジュリエット』とそっくりだったのだが、段違いに面白い。小さい小屋を所狭しと動き回る役者たち…