オペラ
新国立劇場でオットー・ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』を見た。カロリーネ・グルーバー演出」で、新国立のオペラ研修所の公演である。 話はシェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』ほとんどそのままだが、名前などはドイツ語風にだいぶ変え…
東京文化会館で二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』を見てきた。指揮者はアンドレア・バッティストーニ、演出はダミアーノ・ミキエレットである。 どっちもけっこう凝った演出である。『カヴァレリア・ルスティカーナ』は初めて見たが、最初…
日生劇場で『こうもり』を見た。アンドレアス・ホモキ演出、エリアス・グランディ指揮によるものである。 けっこう変わった演出である。この作品では登場人物がいろいろ他人のフリをするのがキーポイントなのだが、このプロダクションでは通常は実際に貴族で…
第31回国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でナショナルG&Sカンパニーの『王女アイダ』を見た。ジェフ・クラーク演出で、2009年に初演されたプロダクションの再演だそうである。これは初めて見る演目である。 アイダ王女(フィービ・スミス)が婚約…
第31回国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でゴダルミング・オペラティック・ソサエティの『ザ・ヨーメン・オブ・ザ・ガード』を見た。これはサヴォイオペラの中でもちょっと暗い作品なのだが、とくにこの演出はジャックがけっこうエルシーより年上…
第31回国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でニュー・ロンドン・オペラ・グループの『ペンザンスの海賊』を見た。楽しい演目だがちょっとアマチュアらしさもあり、歌、とくにコーラスの出来にややばらつきがあると思った。娘たちとフレデリックのや…
第31回ギルバート・アンド・サリヴァン祭でナショナルG&Sオペラカンパニーが上演した『アイオランシ』を見た。2022年に上演されたバージョンとあまり変わっていないと思うのだが、さすがによくこなれていて歌もうまいし、綺麗な衣装の妖精たちが踊ったり歌っ…
今年のギルバート・アンド・サリヴァン祭でバス・パス・オペラが上演した『ラディゴア』を見た。劇団名をもじったジョークとかはけっこう面白かったのだが、歌はわりと不安定な人も多い。とくにこの演目は早口の歌がけっこう多く、ここではうまくいっている…
今年のギルバート・アンド・サリヴァン祭でブラッセルズ・ライト・オペラが上演した『ゴンドラの船頭たち』を見た。歌はまあアマチュアかな…という感じだが、適度に現代の衣装を織り込んだコスチュームとか、わりと演出に工夫がある。ダンスもけっこう楽しく…
今年のギルバート・アンド・サリヴァン祭でサヴォイネットパフォーミンググループが上演した『動物園』を配信で見た。以前に一度配信で見たことがある。ただ、これは上演場所が教会であるため撮りにくかったのか同じギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信…
第31回国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でジョン・サヴォーニン演出『ペンザンスの海賊』を見た。新演出だそうで、細かいところにユーモアが詰め込まれている感じである。少将の他の娘たちがメガネっ娘だったりしてけっこう真面目そうである一方…
今年のギルバート・アンド・サリヴァン祭でピークオペラが上演した『ペイシェンス』を配信で見た。プロに比べると歌の安定度はちょっと劣るかな…という感じがした。喜劇的な歌のほうが切々と歌い上げる歌の場面よりも面白く、とくに男性陣のコミカルな芝居は…
今年のギルバート・アンド・サリヴァン祭でサヴォイネットパフォーミンググループが上演した『戦艦ピナフォア』を配信で見た。カラフルな衣装で演出じたいはそんなに奇をてらっていないオーソドックスなものである。アマチュアにしてはけっこう歌がうまい人…
パヴィリオン劇場でアイリッシュ・ナショナル・オペラ『こうもり』を見てきた。デイヴィ・ケレハー演出、リチャード・ピアソン指揮によるプロダクションである。 小さい劇場でやるのでわりとこじんまりした感じなのだが、そのぶん親密感がある。セットには照…
今月の書肆侃侃房連載「素面のダブリン市民」はウェクスフォード・フェスティバル・オペラについてです。こちらのブログでは簡単な作品レビューを書きましたが、書肆侃侃房サイトにはオペラ祭全体の感想を書いております。 note.com
ウェクスフォードオペラ祭の最後はドニゼッティの『劇場の都合不都合』を見た。バックステージもののオペラである。指揮者はダニラ・グラッシ、演出はオーファ・フィーランがつとめている。 『ロモラとエルシリア』なるオペラの初演の舞台裏という設定なのだ…
ウェクスフォードオペラ祭のコミュニティ公演で『愛の妙薬』を見た。ドニゼッティの有名作だが、初めて見た。この公演は90分くらいでだいぶカットされている。ソロの役柄はプロの歌手がつとめているが、コーラスは地元の人たちがやっている。演出はロゼッタ…
ウェクスフォードオペラ祭のスタジオ公演でPuccini: Man of the Theatreを見た。これはウィリアム・ナイル・モリス作・演出・主演の作品で、1時間くらいでプッチーニの生涯を本人の楽曲を織り込みながら語るという内容である。プッチーニ没後100周年記念で制…
ウェクスフォードオペラ祭2日目の夜は『批評家』を見てきた。チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードがリチャード・ブリンズリー・シェリダンの有名な18世紀の戯曲をオペラ化したものである。キアラン・マコーリーが指揮、コナー・ハンラティが演出をつと…
ルッジェーロ・レオンカヴァッロの『道化師』を見た。エマヌエレ・クアランタ指揮、ステファニア・パニギーニ演出のマチネ公演である。 コメディア・デッラルテの一座で起こる殺人事件のお話である。座長である道化師カニオ(サミュエル・ホワイト)の妻で、…
ウェクスフォードオペラ祭はランチタイム前に短いオペラ公演があり、新作『アメリカのレディ・グレゴリー』(Lady Gregory in America) をやっていたので見てきた。これは有名作家(『ブルックリン』の原作者)コルム・トビーンが台本を書き、アルフレード・…
ウェクスフォードオペラ祭で第一弾としてピエトロ・マスカーニ『仮面』(Le Maschere)を見た。フランチェスコ・チッルッフォ指揮、ステファノ・リッチ演出である。 全体がコメディア・デッラルテの劇団による上演だという枠に入っている。ロザウラ(ラヴィニ…
サヴォイ・カンパニー・オブ・フィラデルフィアによるThee Grand Dukeを配信で見た。ギルバート・アンド・サリヴァンの最後の作品で、あまり上演されない演目だそうだ。たしかに話はしっちゃかめっちゃかで政治諷刺が強く、ちょっと長いのであんまりお客に好…
ナショナル・ギルバート・アンド・サリヴァン・オペラ・カンパニーによる『陪審裁判』『軍艦ピナフォア』の2本立てを見た。ふつうは短めの『軍艦ピナフォア』だけで1回の上演にすることも多いと思うので(これだけでけっこう満足する演目である)、わりと欲…
バス・パス・オペラ『ペイシェンス』を配信で見た。いろいろ楽しいところはあるのだが、バス・パス・オペラは高齢者劇団なのでなにぶんパワー不足の感は否めないところがある。とくにセリフを忘れてプロンプターが助けていたところはちょっと見ていてしらけ…
ナショナル・ギルバート・アンド・サリヴァン・オペラ・カンパニーによる『ペンザンスの海賊』を配信で見た。去年の再演で、演出などはあんまり変わっていない…のだが、全体的に去年のほうがテンポが良かったような気がする。去年はフレデリック役が弱そうな…
サヴォイネット・パフォーミング・グループの『ミカド』を配信で見た。これは録音が残っている有名な1926年のドイリー・カルトの公演を再現する…というふれこみのもので、コーラスはみんな古い『ミカド』の楽譜を持っていたり(このためちょっと実験的なリー…
ナショナル・ギルバート・アンド・サリヴァン・オペラ・カンパニー『ゴンドラの船頭たち』を配信で見た。プラザトロ公爵役のサイモン・バッテリスが演出もつとめている。しっかりした歌と豪華な衣装で笑いのツボも押さえており、楽しいプロダクションだ。船…
国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でピークオペラ『アイオランシ』を見た。『アイオランシ』はこれまでのギルバート・アンド・サリヴァン祭で2回見たことがある。ピークオペラはコミュニティシアターなので歌のクオリティはプロの劇団に比べると劣…
ギルバート・アンド・サリヴァン祭の配信でグロヴナー・ライト・オペラによる『ザ・ヨーメン・オブ・ザ・ガード』を見た。衣装や美術は時代もの風なのだが、左側に屋台があるセットがなかなか良く、ちょっとした工夫でうまく混雑した町の雰囲気を出している…