笑うとこはたくさんあるが…国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭『アイオランシ』(配信)

 国際ギルバート・アンド・サリヴァン祭で『アイオランシ』の配信を観た。ブリュッセルライトオペラカンパニーによる上演である。

 去年見たナショナルG&Sオペラカンパニーの上演に比べると、歌はけっこう劣る…というか、まあアマチュアだからなぁ…というレベルだと思う。やっぱりナショナルG&Sオペラカンパニーはギルバート・アンド・サリヴァンの作品に特化しているだけあってすごく慣れてるんだな…と思った。ただ、時事ネタを取り入れたジョークは面白く、けっこう笑える。また、なんとフィリスが既にストレフォンの子どもを妊娠しているという設定でムチャクチャな展開がさらに輪をかけてムチャクチャになっており、これにひっかけたジョークがあるのもちょっと面白かった。あと、最後に小道具のアクシデントがあり、妖精の羽が生えるはずのところで羽が落っこちたのはビックリした。