新刊『学校では教えてくれないシェイクスピア』 をよろしくお願い申し上げます。

王道の時代もの社会派エンタテイメント~『ファーストボイス』(試写)

 『ファーストボイス』を試写で見た。

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 1980年代が舞台である。福岡の出版社で働いていた恵(ファーストサマーウイカ)はひどいセクハラを受けた末に仕事を辞めさせられ、裁判を起こすことにする。引き受けてくれたのは女性のための弁護士事務所を目指して働いている朝日(綾瀬はるか)だけで、これまでセクハラについての裁判が起こされたことはなかったので先行きは厳しい。さらに恵は文春をはじめとする週刊誌からひどい攻撃にあう。

 日本で初めてセクハラについて争った裁判である福岡セクシュアル・ハラスメント裁判をヒントにしているそうだが、とはいえ内容はかなり脚色されていて別物になっているということである。たしかに裁判の様子などはリアリティを重視するよりはけっこうすっきりわかりやすく整理されており、わりと王道の社会派エンタテイメントっぽい作りになっている。1980年代が舞台ということで着る物とか髪型とかもかなり時代劇っぽく、恵はスーツではなく自分が着たいと思うおしゃれな服で出廷する。

 そういうわけでかなりしっかりした娯楽作なのだが、一方で恵が受けたセクハラはものすごくエグいもので、日本はいまだに性差別がひどい…ものの、今は少なくともこのレベルのセクハラはダメだと誰でも認識できるような時代にはなっていると思うので、その点では多少は世の中は良くなっているし、こういう勇気を出して戦ってくれた先達のおかげだと思う。恵がなかなか勇気を出せずに支援者の会に行けなくなったりする描写もあるのだが、このへんの心情の描写はけっこうリアル…というか、私も嫌がらせに関する民事裁判で原告席に座ったことがあるのだが、その時経験した気持ちにかなり近い反応を恵がしていて、娯楽作とはいえこのへんはしっかり現実的だと思った。とはいえ現代の日本でもまだまだセクハラはありふれていて、私も含めて多くの人が傷つき続けていることを考えると、なかなかきつい映画ではある。

Wikiscare Halloween Editathonを実施します

  10/1から31日まで、ハロウィーンにあわせてホラーエンタテイメント(映画やゲームなどはもちろん、怪談、都市伝説、民話など、怖くて面白いものならなんでも可)のウィキペディアオンラインエディタソンを組織します。こちらからお申し込みください。

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セックス・ピストルズを真面目に考える~『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』(試写)

 『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』を試写で見た。

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 目立つジョニーでもシドでもなく、グレン・マトロックを中心にしたドキュメンタリーということで、セックス・ピストルズという変なバンドのつかみどころがないキャラクターを多様な角度から見ていく内容になっている。セックス・ピストルズはマルコム・マクラレンとヴィヴィアン・ウェストウッドが仕掛けたプロジェクトで、まあ言ってみればボーイバンドみたいな要素があるのだが、パンクなサウンドや荒っぽいパブリックイメージはボーイバンドとは程遠いもので、ここに大きな齟齬がある。このパンクだがえらくポップなサウンドが生まれる背景にはマトロックがいて、まあ程度の違いはあってもセックス・ピストルズの面々はけっこう真面目にきちんと音楽をやるつもりがあった…というようなことがわかる内容である。70年代の音楽に興味がある人にとってはとても面白いドキュメンタリーだと思う。

JaLeCo を見る会 Vol.2

 Gyoen Rosso 198でJaLeCo を見る会 Vol.2を見てきた。フライングポールとポールのショーが3つあり、こじんまりしたソロのショーである。フライングポールはスパイダーマンの演目だったのだが、紙テープを使って糸を表現しており、これがすごい静電気でフライングポールに絡みまくってなんか危険そうな感じになっていた(視覚的には面白かったが)。

そもそも劇場版があるのを知らなかった~『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』(試写)

 『劇場版ダーウィンが来た!世界のネコのなかまたち』を試写で見た。そもそもこのシリーズに劇場版があるのを知らなかったのだが、まあテレビ版にかなり近い。たぶん映画にしておくことで教育の場で見せられるとか、いろいろ利点があるのだろうな…と思った。

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The American Burlesque Japan Tour 2026 東京公演ツアーファイナル

 The American Burlesque Japan Tour 2026 東京公演ツアーファイナルに行ってきた。出演はFrankie Fictitious、Matt Finish、Nikita Bitch Project、Coppelia Circus、Erochica Bamboo、Miss Cabaretta、Violet Eva、Kily shakleyだった。Kily shakleyの白ネコのショーから始まり、けっこう派手で濃厚なパフォーマンスが多かった。第一部最後のFrankie Fictitiousのショーはボアが短くなったり、ステージの壁(というかフェンス)に登ったり、とにかくダイナミックなショーだった。第二部はErochica Bambooが定番の「アナーキー・イン・ザ・UK」の芸者のショーをやった他、Frankie FictitousとMatt Finishは先週のロビンクラブと同じ演目を披露していた。