コインブラ(2)マシャド・デ・カストロ美術館

 大学の後は近くにあるマシャド・デ・カストロ美術館に行った。

入り口はこんな感じ。

展望ポイントもある。

ローマの時代の遺構を利用した大きな地下展示室があり、ここがけっこう暗くて不気味である。

石壁に出入り口が続いていてなんかホラー映画みたいだ。

上階の展示。

このめんこい騎馬像が有名らしい。

チャペルをそのまんま展示。

私が「ロブとスティーヴ」と呼んでいる収税人の絵が!マリヌス・ファン・レイメルスヴァーレの有名作にそっくりだが、これはフランドルで描かれたという以外あまり詳細がわからないらしい。

 

コインブラ(1)コインブラ大学(大学博物館、科学博物館、王宮、教会、図書館)

 リスボンからポルトまで移動する途中でコインブラに寄った。あまり時間がなかったのだが、まずはとにかくコインブラ大学へ。

外観はこんな感じで、雰囲気のある大学である。

 コインブラ大学にはいろいろ博物館などが入っている。はじめは大学博物館へ。

60-70年代くらいの学生寮の様子を再現した展示らしい。

試験後にパレードをするそうな。

大学模型。

 次は驚異のキャビネットへ。

なかなか展示方法が凝っている。鉱物展示は近づくとライトがついて石の見え方が変わるし、剥製や化石は鏡のある部屋に展示されている。

 物理科学博物館で幻灯を持っていると聞いていてそれを楽しみにしていたのだが、思いのほかスゴイ本格的な展示があった。

幻灯特集。

スライドの展示。

色付けに使われた顔料類。

 物理学教育で使う器具の展示もある。

さまざまな教育用器具。

 科学ラボではイエズス会と大学のかかわりについての展示をしている。

いろいろな大学関連文書。

大学の科学教育に関する展示なのだが、最後の写真で何かを合成している人はフランスに攻められた時にラボで火薬を合成した教授だそうな。

インタラクティブ展示もけっこうあったのだが、3分の1くらい調整中だった。

王宮。

教会。

 ディズニーの『美女と野獣』の図書室の元ネタと言われるジョアニーナ図書館は予約が必要で、内部は撮影禁止。

図書館の入り口部分

 図書館はとにかく立派ですごかった。18世紀風の魅力的な知の殿堂である。

シントラ(7)まちあるき

 そんなに時間はなかったのだが、シントラのまちあるき。

細道。

プラークが。

トゥーリャスのカモごはん。めちゃくちゃ米がパラパラで堅くて、オレンジなしでは食べられない感じ。

Cantinho da Vilaというところで食べたタコグリル。下にジャガイモと青菜が入っている。

ピリキータで買ったトラヴェセイロ(上)、パステル・デ・シントラ(左下)、ケイジャーダ(右下)。このケイジャーダがとにかくうまかった。

 

シントラ(5)レガレイラ宮殿

 レガレイラ宮殿に行って来た。ここは王族のお屋敷をアントニオ・アウグスト・カルバリョ・モンテイロというお金持ちが改築したところなのだが、この持ち主が神秘主義にはまっていたということで、その趣味が反映された大変奇抜なお屋敷である。

 とりあえずここで有名なのはイニシエーションの井戸というところで、行列ができている。

入り口。

上から見た井戸。

一番下まで降りて上を見るとこんな感じ。

井戸の下。

井戸は洞窟につながっている。

井戸からつながる滝。

まだ続く洞窟。

レダの洞窟だそうな。

塔。

森の中に展望ポイントみたいなものがいろいろある。

チャペル。

お屋敷。

お屋敷の中はこんな感じ。

 ペーナ宮殿もそうだが、まるでファンタジーの世界から抜け出てきたみたいなお屋敷で、いろいろびっくりするようなところがある。バイロンがいた時代はこうではなかったはずなので、その頃から見るとだいぶ変わっているのだろうと思う。

 

シントラ(4)ニュース博物館

 シントラの王宮近くにあるニュース博物館に行って来た。報道についていろいろ学べる博物館である。

外見。

中はこんな感じで、テレビの画面とか報道年表なんかが縦長に展示されている。

報道の歴史についてのさまざまな展示がある。

「決闘と報道」がテーマの展示。オアシスとブラーも!

プロパガンダについての展示。

スポーツ報道についての展示。

クイズコーナー。報道についてのいろんなクイズが出る。

フェイクニュースについての展示。

有名なジャーナリストの名誉の殿堂。

暗いニュースについての特集展示。タイタニックから有名人の自殺、テロとか国家による暴力までいろいろ。

フィクションの有名なジャーナリストであるスーパーマンとタンタンについて。

ジャーナリスト気分になれるブース。

 けっこう充実した展示で、大変面白かった。ちょっと女性の存在が少ないのは気になったが、かなり教育的だしインタラクティブな展示もあってよかった。

シントラ(3)王宮

  シントラの街の中に王宮がある。

広場にある王宮の外見。

中はこんな感じである。

王宮ゆかりの人物について話を聞ける展示。これは教会のミサに出席することを条件に王妃から年金をもらっていた困窮女性が神父のサボりのせいでお金をもらえなくなり、訴えて年金を再開させたという話。生臭坊主はいたるところにいる!

ちょっとした庭もある。

お庭から街を眺めることができる。