モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』

 モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』を見てきた。クイーンとモーツァルトの曲を使った演目で、1991年に亡くなったフレディ・マーキュリーと、1992年に亡くなったモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーであるジョルジュ・ドン、エイズで夭折した2人の才能ある芸術家の追悼のために作られた演目だそうだ。途中で「ブレイク・フリー」がかかるところで、舞踏みたいなやたら迫力あるダンスをする人の映像が出てくるのだが、これがドンだそうである。全体的に見ていてなんとなくステキだなと思うところはたくさんあるのだが、けっこうダンス初心者には難しいと思った。とくに花嫁衣装とかイギリス国旗などの衣装の使い方についてはあんまりピンとこなかったというか、クイーンの楽曲が連想させる愛とかイギリス文化みたいなものに安易に寄せているような気もしてとりわけピンとこなかった。www.nbs.or.jp