国立西洋美術館「自然と人のダイアローグ」展

 国立西洋美術館のリニューアル記念展である「自然と人のダイアローグ」展を見てきた。ドイツのフォルクヴァング美術館の収蔵品と国立西洋美術館の収蔵品を、自然と人をテーマに展示したものである。フリードリヒ、モネ、ゴッホなどひとつひとつの作品はけっこう良いのだが、ちょっと並べ方がよくわからないところもある。途中でルドンの目やケンタウロスの絵があったりするのだが、そのへんはどこが「自然と人のダイアローグ」なのかよくわからないし。あと、シャセリオーとかジャン=フランソワ・ミレーの神話を題材にした国立西洋美術館所蔵品がわりと新しめの画風の絵と並べてあるのは、画題が古く見えてしまうのでイマイチであるように思った。

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