クリスチャンスボー宮殿にも行ってきた。二度も火事にあっているそうで、わりと新しい宮殿が大変立派だ。見る場所はいくつかの入り口に分かれている。まずは王室が使用する宮殿であるレセプションルームズを見学。
レセプションルームズの下には、中世の大司教アブサロンが作った屋敷の遺構がある。
ここは遺跡の保存といった感じだが、クリスチャンスボー宮殿がどのように発展し、二度の火事でどのように焼けたかなどについての大変詳しいパネル展示がある。火が燃え広がったのは、2回ともパイプなどのメンテナンス不足のせいらしい。『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』でマッツ・ミケルセンが演じたことでお馴染みの18世紀の政治家・医師であるストルーエンセに関する解説パネルなどもあり、デンマークの政治史について簡単に学ぶことができる。
王室のキッチンについての展示もある。今は稼働していないキッチンらしいが、博物館として整理されており、立派な鍋が並んでいる。
なんと、王室の厩舎も公開されている。デンマーク王室の馬車を引く白馬を飼っており、馬車なども保存・展示されている。王室が白馬を飼う伝統は一時期廃れていたのだが、最近復活したのだそうだ。
王宮の少し離れたところに演劇博物館があるのだが、ここがとにかく素晴らしい。宮廷劇場を保存した博物館である。
ボックス席にものぼれる。
舞台上にも衣装や舞台装置模型などの展示がある。
効果音を実際に試せる展示。ハンドルを回すと舞台効果音が出る。
演劇博物館は雰囲気がとても良くて、舞台関係者は必見だ。
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