『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』デジタル上映

 『スター・ウォーズジェダイの帰還』の公開40周年記念デジタル上映に行って来た。ゴールデンウィーク中に3回しかなく、チケットが自力でとれなかったので諦めていたところ、当日のお昼になって急に知人の同行者が行けなくなったということで急いで日比谷に直行し、間に合った。5月4日はスター・ウォーズの日なので、とてもラッキーだった。

 綺麗な画質で大画面で見られるというのはやはり大変良い機会である。とくに大画面で表情などをよく見ていて気付いたこととして、終盤でルークがダース・ヴェイダーに良心を取り戻すよう説得しようとする方法は、直前にパルパティーンがルークを悪の道に引き摺り込もうとした説得方法から学んでやっているんだということがあった。パルパティーンの説得をほぼ裏返したみたいな感じでルークがダース・ヴェイダーに話しかけており、たぶんルークはここまでで「ダース・ヴェイダーにもまだ良心があるのでは」と疑っていたが説得方法がなかなか思いついていなかったところ、パルパティーンの(悪い)話しぶりを見て、そこからこういうレトリックは説得力があるということを自然と認識したのではないかと思う。こういう、他人の悪事や自分の災難からでも学んですぐ善に応用できるというのはジェダイらしい特徴で、この点でルークはダークサイドのやり方を認知してはいるのだがそれを逆に使うみたいなやり方で善のために生かすことをやっており、非常に成長しているのではないかと思う。