東欧美女の描き方が…『ニューヨーク・オールド・アパートメント』(試写)

 『ニューヨーク・オールド・アパートメント』を試写で見た。

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 ペルーから不法移民としてニューヨークにやってきた母子の物語である。母のラファエラ(マガリ・ソリエル)はウェイトレスとして働き、息子であるポールとティト(アドリアーノマルチェロ・デュラン)も配達のバイトで稼いでいた。ポールとティトは英語学校でクロアチア出身の美女クリスティン(タラ・サラー)と出会い、憧れていた。一方でラファエラはボーイフレンドであるエドワルド(サイモン・ケザー)から独立してブリトー屋を開くよう言われる。

 正直あんまり面白いと思わなかった…というか、主人公の母子があまりにも純粋すぎてちょっと強引では…と思ってしまった。いくらなんでも子どももいて分別もありそうな中年女性が、あんな変な男に騙されてうまくいくわけもない店を開くかな…と思ってしまった。また、クリスティンの描き方がけっこうひどいと思った…というか、東欧美女でファム・ファタルなのに妙に優しいところがあって兄弟の性幻想を叶えてくれる、というようなキャラクターで、全部盛りみたいな感じで都合が良すぎると思った。なお、これは私が「童貞映画」(男性の最初の性体験を描くもの)と呼んでいる作品の一種である。