孔大山監督『宇宙探索編集部』を見た。
1990年代には人気だったUFOや宇宙人に関する雑誌『宇宙探索』だが、最近は廃刊寸前で、編集長の唐志軍（楊皓宇）は非常にパッとしない生活を送っていた。西のほうで起きた怪現象を取材すべくみんなで旅に出るが、そこで一行は頭に鍋をかぶった不思議な少年、孫一通（王一通）に出会う。一行はさらに西に向かうが…
オフビートでシュールなコメディで、面白いところはいろいろあるのだが、けっこうテンポはもたついた感じである。そもそも私はこういう中年男性に周りがいろいろ振り回されて…というような話にそこまで興味が持てないところがあり、いいところはある作品だと思うのだがあんまり感銘は受けなかった。また、撮影がけっこう私が苦手なタイプのもので、モキュメンタリーなのだがとにかくずっと手持ちでカメラが小刻みに揺れる。私は手ブレが苦手なので、全体的にあまり撮影のせいで楽しめなかったというのもある。
