サラ・ローレンス大学女性史月間学会"Women, The Arts and Activism"参加

 さてさて、何日も遊んで暮らしていたようだが実はまる一日フリーだったのは3/1だけで、3/2の夕方と3/3全日、サラ・ローレンス大学で大学女性史月間学会"Women, The Arts and Activism"に参加した。
 こんな感じのキャンパス。


 一応、リアルタイムでツダったのでこちらをどうぞ。
サラ・ローレンス大学女性史月間学会ツダり(2012/3/3)

 …で、最初の映画のセッションとかはとても面白かったんだけど(『スーパーサイズ・ミー』のプロデューサーとか『歌追い人』の監督とか参加者も豪華)、学会発表セッションのほうはかなり組み方がヘンでなかなか楽しめない学会だったと思う。私は17世紀末のフェミニストパンフレットとイギリス演劇(主にシェイクスピア)の受容について発表したのだが、なぜかカリブ現代文学の人と同じセッションにされた。そんな一貫性のないセッションなので五人くらいしか人が集まらず、しかも裏で舞台芸術のセッションがあったため誰も演劇がわかる人はききに来なくて聴き手はたぶん全員現代文学関係者。たぶんイギリスルネサンスがどうしたとか王政復古演劇がどうとかいう私の話はちっともわからなかったんじゃないかと思う(歴史系の学会だからと思って「王政復古演劇とは何か」とかそういう話はかなりはぶいた原稿を持って行っていた)。私のセッション以外でも全然関係のないペーパー数枚をすごく漠然としたタイトル("Feminism"とか)でまとめた一貫性のないセッションが多く、議論がなかなか盛り上がらない感じだったと思う。
 あと運営も結構ぐだぐだで、2日は駅から大学までのシャトルがあるという話だったのになぜかなくてタクシーで行く羽目になった。3日は6時前に学会が終わったのに7時近くまでシャトルがなく、その上シャトルがとろくさいもんでニューヨーク行きの電車に間に合わずに目の前で電車が行っちゃって、田舎の駅に30分もひとりで取り残されてものすごく心細かった。なぜか駅舎がしまっていて風もろくにしのげないし…もう二度とブロンクスヴィルなんか来るもんかと思ったな。