MITをうろついてきた。
なんだかよくわからないイカれた建物。私の前にいた待ち合わせの人が「今クレイジービルディングの前にいるんだけど」と携帯でしゃべってた。
カルダーの大きい帆の彫刻と、それにぶらさがるエリン。
MIT博物館。テーマ毎にいろいろな展示をしており、昔のものから最近の科学まで手広くカバーしている。
これ、鉛筆にタネが仕込まれてて植えるとはえてくるらしい。
レディ・ガガが撮った写真。たいへん貴重なポラロイドカメラで撮影されたものらしい。
ガラスの展示。
エンジニアリングとアートについての展示もたくさんある。これは椅子とネコが動くやつ。
これも周りの機械が動いて椅子ができるのだが、ぬるぬるした動きが気持ち悪い。
学生による技術を使ったアート作品。面白いものが多い。
この他にホログラフィの美術作品やロボット・人工知能関係の映像ドキュメンタリーなどを見ることができる。ロボットのドキュメンタリーは大変面白く、とくに「赤いエリック」というロボット開発を紹介するビデオが良かった。「赤いエリック」はもちろん北欧の探検家「赤毛のエイリーク」にちなんで名付けられたのだが、赤い円筒形のロボットで、開発の目的はオフィスを動き回ってものを配達できるようにすること。かなり前のプロジェクトらしいのだが、このエリックには当時としては最先端のいろんなセンサーが搭載されて障害物をよけられるよう調整されていた…ものの、壁の色が白いとぶつかっていってしまうという問題があったらしい。このためプログラミングを使って「ものにぶつかるな」と教えたらエリックは一切動かなくなってしまったので、「衝突はするな、でもちょっとは動け」というインストラクションを与えたら、今度はその場でぐるぐる回るようになってしまったらしい。まるで聞き分けの悪い小さな子どもみたいで実におかしかった