ヨークにはいろいろな博物館があるが、ヨーク博物館以外にヨークキャッスル博物館というものがある。
入ってすぐ、第一次世界大戦の展示が。
臭くて狭い塹壕。
この頃使われていた、ひっくり返すと顔が変わるリバーシブル人形。
戦争終結時のいろいろな人の発言について。
第一次世界大戦についての死者その他のデータをひたすら出す部屋。統計だけだがけっこうつらくなってくる。
第一次世界大戦についてのコメントを書ける黒板。
戦没者追悼。
第一次世界大戦で変わったことについての展示。
女性の地位・労働の変化についてのパネル。
お、おう。
このほか、第一次世界大戦でヨークシャがこうむった被害についてのドキュメンタリービデオや、各国のプロパガンダについてのドキュメンタリーなども見ることができ、全体としてはたいへんに気が滅入る内容である。日本ではなかなか見る機会のないような史料も多数含まれている。
そんなところでアイスクリーム売らなくても。
うってかわって楽しい、60年代についての展示。
第一次世界大戦に続き、女性についての展示もちゃんとある。
むかしの『ドクター・フー』も見られる!
牢獄の展示。
石壁に人の動画を投影して収監者のことを説明してくれたりするのだが、ちょっとびっくりする。
「ご先祖にヨーク城の監獄にいた方はいらっしゃいませんか?」という、収監者を調べられるコーナー。家族史が盛んなUKならでは。
監獄の反対側のウイングに、昔の家屋を再現したコーナーなどがある。
おもちゃの歴史についての展示。キースリーにつづき、テディ推しが!
パディントンいた。
展示されているおもちゃとエリンの記念撮影。
19世紀頃の英国人の人生について。
昔の霊柩車らしい。
女性は結婚しないと食えなかった、というような、かなりシビアな観点で結婚を解説する展示。全体的にロマンティックラヴイデオロギーを批判的にとらえつつ結婚を歴史的視点から解説していて面白い。
ワーテルローの戦いについて。まかない業務をつとめていた女性たち(兵士の妻だったりする)なんかについての展示も。
ヨークシャの昔の家屋や街並みを表現。
全体的にヨークキャッスル博物館の展示はたいへん充実しており、とくに女性に対する目配りがちゃんとしているところがおもしろい。