東京国立博物館特別展「古代メキシコ」

 東京国立博物館で特別展「古代メキシコ」を見てきた。全く知識がなかったのだが大変面白く、とくにパレンケの赤い辰砂の中から出てきたという「赤の女王」のお墓まわりのものはこんなんよく貸してくれたなと思うような立派な出土品ばかりでびっくりした。私が一番気になったのは最近ウィキペディアに記事を書いた[[ゲームの歴史]]に関係する球戯関係のものである。このへんは人身供犠も関連してくるらしいので若干血なまぐさい話もあるのだが、見ていてローマの剣闘士の話(死ぬこともある競技)とかはみんな面白がって見るのに、メソアメリカの球戯についてはやたら怖い話みたいに流通しているのはちょっとオリエンタリズムを感じるな…と思ってしまった。

球戯をする人の土偶。なかなか動きがある。

プレー中に腰につける防具だそうだが、石でできてるので実用じゃなく儀式用かもとのこと。

ボール。これもめちゃ重いと思うので実用ではなさそうな…