ロバート・ロドリゲス監督の『ドミノ』を試写で見た。
ダニー（ベン・アフレック）はオースティン警察で働いているが、娘が誘拐された後、精神的にキツい状況にあった。ダニーは銀行強盗に関する情報を掴んで捜査に行くが、そこでいろいろ不審なことが起こる。ダニーはどうも催眠術で人を操れる能力を持つ者が暗躍しているらしいことを知るが…
どうもロドリゲス版『インセプション』みたいなことをしたかったらしいのだが、えらく話が複雑で二転三転するわりにあまりきちんとまとまっておらず、かなり散漫な印象である。たまにちょっとヴィジュアル的に面白いところもあるのだが、それでも『インセプション』には遠く及ばない。さらにこれは私の好みの問題なのだが、やはり主役がディカプリオとアフレックではだいぶ演技力とかスターらしい華に差があり、アフレックだと「さっきまで右往左往してた人がいきなり強キャラ？」みたいな感じになってしまうと思った。改めてあんなに複雑なプロットをちゃんと処理していた『インセプション』ってよくできてたんだな…と思ってしまった。
