国際ダブリンゲイ演劇祭でThe Copla Cabaretを見てきた。これはアンダルシアの大衆音楽であるコプラについてアレハンドロ・ポスティゴがレクチャーとショーをしてくれるという1時間ほどの演目である。コプラは日本の演歌みたいな感じで、ディーバが出てきて切々と歌い上げることが多いそうだ。フランコの時代にはファシによる検閲もあったそうで、「ファシスト検閲官になってみよう」という観客参加コーナーがあり、歌詞が出てきてどこが検閲されたのかあてるアクティビティがある。セックスに関する単語は検閲されるのに女性に対する暴力には甘かったそうである。アレハンドロはコプラを英語にする試みやミュージカルにする試みもやっているそうだ。全然知らないジャンルだったのだが、大変教育的で面白い演目だった。