バービカンで「未来の美〜日本ファッションの30年」(Future Beauty: 30 Years of Japanese Fashion)展を見てきた。
これはここ三十年くらいの日本のアヴァンギャルドファッションの回顧展で、この手のものとしてはヨーロッパで初めてだとか。主な展示品はコム・デ・ギャルソン、山本耀司、高田賢三など。うちは全くファッションには詳しくないのでまあ見ておもしろいなって程度だったけど、カタログもちゃんとしてたし展示も多くて、詳しい人には大変興味深くて学術的に意味もあるんじゃないかと思う。
面白かったのは、コム・デ・ギャルソンが出てきた頃はヨーロッパではカラフルなファッションが流行で、ギャルソンが黒のシンプルな服を作ったのはそれへの反抗であったという話である。今だと黒ってなんかすごく体制的っていうかある意味男性中心的な色だと思うのだが、ギャルソンが出てきた頃はそうではなかったのだそうだ。へえー。全然知らなかった。
あとは日本のデザイナーが作った服ははたして日本人の体型にあうのかについて疑問に思ったのだが、正直よくわからないところが多かったな…