オークランド(5)スーパーマリンの日前半 飛ぶのは怖くない〜非常にわかりにくいバンジージャンプの克明描写(注意:本日のエントリにはやや性的な内容が含まれます)

 さて、オークランド五日目。本当はこの日にロンドンに帰るつもりだったのだが、土日と平日でダイヤが違って土日発着にすると異常にロンドン行きの乗り換えが悪いので(空港に泊まらないといけない日があるとか十何時間待ちとか)、二日間帰英をのばして月曜に帰ることにした。このため土曜の昼はフリーになった(夜は他の研究者も招いてちょっとした懇親会)。なお、他の学会参加者もニュージーランドやオーストラリア以外から来ている人は結構土日のダイヤが悪くて月曜まで帰れず、学会のほうもそれを見越して「週末は観光でもしてやり過ごしてください」的なことを言ってきていた…のだが、結構ヨーロッパだとどこの学会でも提供しているポストカンファレンスツアーとかは計画されておらず、やはり事務がダメなのか…と思った。

 とりあえずオークランドはあんまり史跡もないので、この日は橋から飛び降りるバンジージャンプやって博物館でスピットファイアを見るスーパーマリンデイとすることに決めた(?)。で、まずやったのはバンジージャンプ。とりあえず市の中心部にある宿からハーバーブリッジまで歩いていった。

 海辺を散策。

 遠くに見えるハーバーブリッジ。ここから飛び降りた。


 橋の近景。

 で、バンジージャンプはこの40メートルの橋から飛び降りるというもの。しかしながら、飛び降りた時の私はこのような格好であった(写真はこのあと博物館でとったもの)。

 ミニスカートにニットワンピースにこの靴というあまりにもバンジージャンプらしくない格好。というかバンジージャンプをやるということをそもそもあんまり考えてなかったので、スカートしか持ってきてなかった…

 で、これにバンジージャンプの防具をつけるとなんかもうそれはそれはひどい亀甲縛りみたいな格好になるわけであって、しかもうちが小さかったせいで(手のひらに体重書かれるんだけど、うちは44キロなのに他の人は全員70キロ超で係の人にvery smallとか言われた)なんかヒモがちゃんとうまくしまらなくて全身からぴらぴらしたベルトが出ているみたいになり、ものすごくみったくなくなった。その上冬に橋の上から飛び降りるということで大変寒かった…さらになぜかうちが飛び降りる時にモリッシーの曲がかかっていて、全くモリッシーダンスでもさせるつもりかと思った。

 で、さすがに1,2,3のコールで橋の上から飛び降りるのは結構怖かったのだが、一応ちゃんと飛び降りてきた(いっぺんで飛び降りられない人も結構いた)。

 で、飛び降りた時の感じをちゃんと記述したいのだが、どうもこれについては性的な比喩を使用しないとうまく記述できないな…とりあえず怖いというか気持ち悪いのは体につながってるひもが完全に伸びきるまでの自由落下の間だけだと思うのだが、とりあえずこの自由落下の間のお尻が浮いて内臓がぎゅっと動いて寄る感じがなんかものすごくセックスに似ていると思う(←ちょっとこういう発言をすると性癖がバレそうで危険なのだが)。いっぺんひもが伸びきってバウンスの状態になってしまえば結構落ち着いて怖くなくなるのだが、そうすると落っこちてる間は何がなんだかわからなかった風景がパーっと目の前に広がってよく見えるになる(ただし逆さまだが)。

 で、この「飛ぶ前は怖い→落ちてる間は展開が早すぎて何だかわからない→落ちきると急に視界が開ける」感が何か大変ハードロックの楽曲構成に似ていると思ったのだが、アイアン・メイデンの"Run to the Hill"にたとえて言うなら49秒くらいまでが飛ぶ前(飛ぶ前は大変長く感じる)、50秒〜1分09秒くらいまでが落ちてる間、1分10秒〜1分30秒くらいまでがバウンドしてる間、っていう感じ。

 …で、私のバンジージャンプ克明描写は大変わかりにくいわけだが、これでこの日前半のイベントは終了。うちにロラン・バルトくらいの描写力があればもうちょっと克明描写できるんだけどなぁ…