エディンバラ旅日記(18)『ダ・ヴィンチ・コード』で有名なロスリン礼拝堂

 さて、ちょっとバスで遠出して『ダ・ヴィンチ・コード』で有名なロスリン礼拝堂へ。
 外は大規模修復中。





 …ここ、内陣は撮影禁止なのだが内装はほんっとイカれてる!!ちっちゃい礼拝堂なのだがそこらじゅうに神経症的なくらいびっしり彫刻が施されており、それがまたあまりクリスチャンらしくないケルト風の妖精とか植物を極端にデフォルメしたものとかばかり。教会というよりはヘンリー・ダーガーの絵や草間彌生の水玉強迫みたいで、うねうねうねる葉っぱの彫刻とかがなんか内臓っぽいというか肉肉しい感じで『ダ・ヴィンチ・コード』よりはむしろ『エイリアン』かなんかを撮影したほうがよさそう(エイリアンの繭とかがそこらにあっても普通に紛れそうだ)。中にはたくさん観光客がいてガイドさんもフレンドリーでかなり観光化されてるのだが、ちょっとなんかそれを補ってあまりある異常さが建物に漲っていて長い間中にいるとちょっと気味が悪い。

 そんなわけでなんか不気味だったのですぐ出てきたのだが、ロスリン行きのバスの運転手のおっちゃん(バスの本数が少なく、行き帰り同じ人だった)はやたら愉快な人で、エディンバラで乗った時に「ロスリンまでいくらですべか」と尋ねたら「100ポンドだよ!」とか言われた(帰りは「また会ったね」とか言われたし)。スコットランド人の皮をかぶった大阪人のステレオタイプかと思ったぞ。