そういえばバッキンガム宮殿に行ったんだった

 すっかり忘れていたのだが、帰日する前にバッキンガム宮殿の夏期一般公開に行ったんだった。王室に金を払うのは癪に障るのだが、めったに見れないような貴重な絵画や調度をこの時期だけ公開するというんだからまあしょうがない。




 裏側は結構地味だが、中はすごい豪華。大混雑であまりゆっくりは見れなかったのだが(予約必須)、調度も内装もまあ稼働中の宮殿って感じで綺麗に掃除されてるし人が使ってる気配がある。ファベルジェエッグコレクション(だいたいは再現品らしいけど)とケイト(現ケンブリッジ公爵夫人)のウェディングドレスも展示されてて、とくにサラ・バートンが作ったウェディングドレスはお客さんに大人気だった。どうもケイトのドレスは見た目あっさりしているのだがありとあらゆるイギリス手芸の粋+連合王国を構成する国々を象徴するような植物とかの模様が縫い込まれているそうで、まあケイトっていう平民出身の女性がイギリスのありとあらゆるナショナリズムを背負わされてるのかと思うとなんかまあそれはそれは不思議だったなぁ…イギリス王室も予算減らされたりシティの史上不安定化で損したりしてるらしいし、このへんで国民にアピールしとかないとまずいと思ったんだろう。

 ただ、私は服飾には疎くてフェルメールに夢中だったので実はあまりドレスのことは覚えてないな…ロイヤルコレクションはなんとフェルメールの「音楽の稽古」を持ってるのだが、これが超さりげなく広間のすみにかけられていてびっくり。でも結構近くで見れたし、やはりフェルメールは良かったなぁ…これを見られただけでもお金払った価値がある。

 庭園は天気が良く気持ち良かった。そしてすごく広い。


 実はこのへんで白骨化した王室オタクの死体が見つかったことがあるらしいのだが…たしかにかなり草木が茂っていて見通しは良くないので、見逃しちゃうのかなぁ…