ちょっともたついてた?『ウエスト・サイド・ストーリー』

 東急シアターオーブでジョーイ・マクニーリー振付・演出『ウエスト・サイド・ストーリー』を見てきた。
 両側にカーストアイアン風の建物を配したセットで、これが近づいたり離れたりして場面転換する。マリアの部屋とか洋品店の場面では、この中にベッドとかマネキンなどを持ち込んで場面を作るようになっている。影や色を美味く使った照明はかなり効果的だったと思う。

 ダンスについては文句はないし、情感重視の歌とかはとくに良かったと思うのだが、ただちょっとシャーク団はテンポが速めの曲でもたついているところがあるような気がした(最初の歌とか、クラプキ巡査の歌とか)。あまりミュージカルに詳しいわけではないので期待しすぎたのかもしれないが、思ったほど感動しなかったように思う。なんでかな…