パリ旅行(1)ビブリオテークナショナルフランソワ・ミッテラン図書館に到着!

 さて、パリ旅行記をアップしようと思う。早起きして初めてユーロスターに乗るためセント・パンクラス駅に向かったところ、なんと始発の次の便から地下鉄サークルラインがサスペンド。慌てて乗り換えて駅に向かい、出発20分前に到着(本当は30分前までにチェックインしないといけない)。幸いまだ入れてもらえたので、フランスの入国審査(乗車前にパスポートコントロールがある)と荷物のセキュリティチェックを慌ててすませて乗った瞬間ユーロスターがパリへと出発。やれやれ…

 ユーロスター内のビュッフェで朝食。フランスだぜ!

 途中でLGVの遅れのあおりをくらって電車が遅延したのだが、二時間半ほどでパリ北駅に到着。そのまますぐベルシーにあるフランス国立図書館の本館(フランソワ・ミッテラン図書館)に到着。

 …なぜか図書館前の映画館にコクリコ坂のポスターがはってあるんだけどここほんとにパリ?

 図書館の中はこんな感じ。


  
 8ユーロの手数料を払って三日間有効な図書館カードを作り、中に入る…のだが、司書の人はあまり英語ができず、私のフランス語はひどいものなのでなかなか目当ての稀覯本リーディングルームにたどり着けず、またたどり着いてからも本を請求するのに30分くらいかかった。それでも12時半くらいにはなんとか本を請求できたし、数時間くらいかかるかもという話だったのがなんと10分で本が出て来たので調査がはかどるはかどる。お目当てにしていたファーストフォリオには実は全然書き込みがなかったのだが、それ以外のフォリオに結構おもしろい書き込みがあり、当てずっぽうで来たにしてはかなり大きな収穫があって大満足。来てよかった!


 四時半くらいには調査も終わってしまったので、博物館スペースでやっているカサノヴァ展を見ることに。解説がすべてフランス語でわからないところもあったのだが、カサノヴァの自伝の手稿の一部やモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』関連資料など、展示品はけっこう充実している。

 それで夜はパリに住んでいる友人ふたりと会ってLe Lutin dans le Jardinというちいさなフレンチレストランでお食事。クーポンでフルコースが半額(42ユーロのところ21ユーロ)とかいうお得メニューだったのだが、美味しいし雰囲気もいいしさすがパリ!

 お店が暗くて全体的に写真はうまくとれなかったのだが、これはピリ辛赤パプリカをふわふわの泡状ムースにしたもの。

 つぶしたアーティチョークをつめたラビオリにフォアグラソースをかけたもの。

 ルクルーゼで調理したウサギのビール煮込み。

 クレームブリュレ

 …まあ、ロンドンから出て来た者としてはこの値段でこんなマトモなものが食べられるなんて夢のようですよ。