イタリア食い倒れ旅行(3)〜ローマ一日目午後、「カラヴァッジオとその時代」展でアルテミジア・ジェンティレスキの「スザンナと長老たち」を鑑賞

 さて、アッピア旧街道を見たあと、とりあえずヴェネツィア広場でお昼。

 アーティチョークののったピザ。ローマのピザは生地がとても薄くてすぐ冷えるのですごい早さで食べないといけない。

 その後、ヴェネツィア宮殿博物館で「カラヴァッジオとその時代」展を見た。これはカラヴァッジオ受容の展覧会で肝心のカラヴァッジオの絵はちょっとだけで(バルベリーニ宮殿美術館の絵を持ってきているようだ)、そこから影響を受けた各種画家の絵を膨大な解説つきでいろいろ展示していてちょっとあまりにも情報が多すぎて疲れるとこもある…のだが、カラヴァッジオ派の女性画家アルテミジア・ジェンティレスキの有名作「スザンナと長老たち」が見られたのがとにかく良かったので大満足。これはふつうの美術館じゃなくバイエルンのヴァイセンシュタイン城が所蔵している絵でちょっとやそっと出かけるだけでは見られない絵なのでとてもいい機会だった。まあ10代後半でこういうセクシャルハラスメントを題材としたリアリスティックな絵画を描くというがなんかちょっとすごいというか痛々しいというか…なお父ジェンティレスキの絵もたくさん来ていで、父と娘の絵を見比べるのも面白い。