セントパトリックスデーかなわず〜しょうがないのでグラミー博物館へ

 さて、3/17はもちろんセントパトリックスデーである。ロサンゼルスの人々も虎視眈々とセントパトリックスデーの準備をしていた。
 パサデナのスーパー。


 パサデナのお店。

 で、3/17から私はロサンゼルス市内に移動して一日セントパトリックスデー三昧する予定だった…のだが、なんとほとんど沙漠なロサンゼルスのくせに突然大雨になったため野外パレードなどは軒並み中止(雨に弱いらしい)。雨がやんでから一応L.A.Liveというところの音楽イヴェントに行ったのだがこれまた中止されてた。とはいえみんなセントパトリックスデーなもんで、緑のものを身につけた人々がパブやカフェなどを大挙して占拠。どこも入れないので仕方なくスタバでコーヒーを飲む。
 セントパトリックスデーのイヴェントに参加できず、がっかりするエリンちゃん。胸のシャムロックが心なしかくすんで見える。

 で、このまんまではあまりにもつまらないので覚悟を決めてナイトアウトすることにした。ダウンタウンでいくつかアイリッシュミュージックのライヴがあるらしいのでそれまでグラミー博物館でも見て時間をつぶすことに。


 …ところがここが時間つぶしどころじゃなく面白かった。最初にタッチパネルで音楽のジャンルを音源サンプルつきで紹介するコーナーがあり、ここだけでたぶん音楽好きなら何時間でもいられそう。とくにアメリカ音楽(カントリーとかメタルとか)のサブジャンルはすごく細かく拾っており、大変勉強になる。
 タッチパネルの展示以外にも"Trouble in Paradise"と称したロサンゼルスの世情と音楽の歴史に関する展示とか、ジョージ・ハリスンの特設展示とか、グラミー関係の展示とか、音楽博物館としてはかなり充実している。とにかく音源をふんだんに使っているあたりがいい。あと土地柄ってことで全体的にかなりディック・デイルとかドアーズ推しである。
 そんなわけでこの博物館で二時間以上もつぶしてしまい、さてナイトアウトの会場に出かけようと地下鉄の駅まで行ったところ、なぜか全然人がいない。一人だけ奥からおじさんががっかりした顔で出て来て「ちょっとした事故でしばらく地下鉄こないみたいだよー」と言われた。ということはセントパトリックスデーのナイトアウトはおじゃん(たぶんバスに乗れば行けたんだろうけど全然路線がわからなかった)…しょうがないのでごはんを食べて宿(この日はコリアタウンにホームステイしてた)に戻った。せっかく西海岸に来たのに何もセントパトリックスデーの催しできなかったよ!