クイーンエリザベスホール、ミュウ・ミュウ「マッチ売りの少女」〜ステージが停電して四苦八苦するショーガールとアンデルセンのおとぎ話を重ねた気の利いたキャバレーアクト

 サウスバンクセンターのクイーンエリザベスホールでオーストラリアのショーガール、ミュウ・ミュウのキャバレーアクト、Little Match Girl(「マッチ売りの少女」)を見てきた。
 こちらがセット。

 これは開演前なので電気がついているが、開演10分くらいでいきなりステージが停電し、暗い中で四苦八苦しながらショーを続けようとするショーガールと、暗い中でマッチを擦る「マッチ売りの少女」を重ね合わせて、最後は電気が戻ってきて夢のようなダンスや歌でオチがつく、というもの。マッチ売りの少女が昇天する場面では上の写真にあるぶらさがっている電飾がミュウ・ミュウの上に降りてきて、吊り物でミュウ・ミュウがこの電飾と一緒に上にあがっていく…という非常に手のこんだ演出でお客さんを楽しませてくれる。クリスマスの演目ということで歌あり踊りあり笑いありホリデー気分の軽い感じでまとめているのだが、とても気の利いた楽しいショーだった。