ヘンリエッタストリート14番地に行ってきた。ここはジョージアンスタイルのタウンハウスで、後に貧困層向けの集合住宅となった家である。現在はツアーで見学する博物館になっている。18世紀はエリート向けのオシャレな家だったのだが、合同法以降、首都機能が完全にロンドンに移ったせいでエリート層がダブリンに住まなくなり、ヘンリエッタストリートが廃れて貧困層が住む地域になったらしい。19世紀から20世紀初めくらいには1部屋に14人くらい住んでいたそうで(トイレもない家である)、あまりの混雑と不潔な住居環境ゆえに1970年代に立ち退きとなったそうだ。