さて、イタリア旅行も終盤にさしかかり、早朝の長距離バスでローマから南イタリアのアルベロベッロに移動。
六時間ほど移動してアルベロベッロに到着!
このちっちゃい塔のような家々はトゥルッリと呼ばれていて、アルベロベッロの歴史地区にはこういうトゥルッリが所狭しと並んでいる。
まるでおとぎ話のようだ。
建物が小さく道が狭いので、今までいたフィレンツェやローマみたいな「大きく美しい」人間を畏怖させる感じがなく、実に親しみやすく安心できる。
人間が小さいというのは実はすばらしいことなんじゃないのか…
トゥルッリの教会。
お供えのロウソクが電気式。たぶん世界遺産になっているため火の用心でこうしていると思われる。
トゥルッリじゃない建物ももちろんある。
不思議な公園。
トゥルッリ・ソヴラーノのという二階建てのでっかいトゥルッリ。博物館になっていて内部見学もできる。
このへんでよく作られている織物を作るための織機。
こちらも小型の博物館になっている別のトゥルッリの内部。ねこの名前はメロディちゃん。
双子のトゥルッリ。屋根がふたつくっついている。
夜のアルベロベッロ。
夜のアルベロベッロにもいるネコ。
お夕食は地元のカサ・ノヴァでオレキエッテなどを食べた。
これがうちらの泊まったホテル。トゥルッリに泊まれるなんて!
キッチンつき。
わくわくしながらこの夜は就寝。ところが、翌朝…
?!
なんと、床じゅうに水が。
慌てて管理人のマリアーノさんに電話したところ、なんとアルベロベッロ歴史地区は世界遺産に指定されていることもあって近代的な配管設備が整っておらず、お手洗いに備え付けのトイレットペーパーを流してはいけなかったのだとか…そのせいで排水が詰まったらしい。世界遺産を壊すと千ユーロの罰金ということで私はものすごく焦ったのだが、管理人さんはすごいいい人であとで配管屋さん呼べば大丈夫ですから…と許してくれた。平謝りしてお金渡して出て来たのだが、10ユーロくらいしか受け取ってくれなかった。イタリアの人情はすごいなぁ…とはいえ、まがりなりにも文化史に携わる者として世界遺産のトイレを壊したことを大変反省している。皆さんもアルベロベッロに行くときは絶対トイレットペーパーはトイレに流さないで!お手洗いに入る前に管理人さんにたずねるといいかも。あと、うちらが泊まったトゥルッリ・リゾート・モンテ・パスビオはほんっと雰囲気のいいホテルで管理人さんも親切なので、すごくオススメです。比較的安いし。