2020年に刊行したものの一覧です。連載については、まだ本に収録されていないもののみリストしています。とりあえず56本の原稿が刊行されています(取材を受けて自分で書いていないものは除く)。うち、、1本が査読論文(日本語)、2本は電子書籍、2本が英語のレビュー(学術雑誌の劇評)です。この他に英語の学術論文が既に2本査読を通っていて来年には出るはずなのですが、新型コロナのせいもあって遅れてます。1ヶ月後には共訳書『コンヴァージェンス・カルチャー: ファンとメディアがつくる参加型文化』が出ます。
これにオンライン授業があり、どう見ても仕事をしすぎで、昨年は家にこもっていたのに3キロも体重が減ったので、今年は全く仕事をしないことを心に誓おうと思います。月末までだけで6つも締め切りがありますが…(ぼふっ)。
- 北村紗衣(連載)「コンピュータに仕事を奪われなかった女性たち~『ドリーム』から『デスク・セット』へ」wezzy、2020年1月10日。
- 北村紗衣「85年前のモノクロ映画『女だけの都』が2020年に教えてくれること」りっすん、 2020年1月29日。
- 中島京子、北村紗衣「中島京子の扉をあけたら(第38回)批評眼を持つと人生はもっと面白くなる」(対談)『本の窓』 43.1(2020)、14 - 21。
- 北村紗衣(連載)「『チャーリーズ・エンジェル』は「フェミニズム的に問題がある」の問題」wezzy、2020年2月10日。
- 北村紗衣(連載)「「ヒロインのゲイ友」はどこから来た? ロマンティックコメディのステレオタイプ」wezzy、2020年3月10日。
- 北村紗衣「シェイクスピア作品はなぜ400年以上も愛されつづけるのか?」クイック・ジャパンウェブ、2020年3月11日。
- 北村紗衣「ウィキペディアにおける女性科学者記事」『情報の科学と技術』70.3(2020)、127 - 133。
- 北村紗衣「波を読むー第四波フェミニズムと大衆文化」『現代思想』2020年3月臨時増刊号、48 - 56。
- 北村紗衣「我々にもオシァン・ジュビリー祭を!ーシェイクスピア・ジュビリー祭と、とあるスコットランドのファンの夢」『Shakespeare Journal』(日本)、6(2020)、11 - 21。
- 北村紗衣「「不真面目な」ヒロイン映画の系譜」『ハーパース・バザー』2020年4月号、126-127。
- 北村紗衣「反恋愛映画としての「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」 『キネマ旬報』1835(2020年4月上旬号)、10 - 11。
- 北村紗衣「レオナルド・ディカプリオとガス・ヴァン・サントのせいでグザヴィエ・ドランと私の人生はメチャクチャになった」『ユリイカ』52.4、2020年4月号、72 - 79。
- 北村紗衣(連載)「『アナと雪の女王』を生み出したディズニープリンセス映画『魔法にかけられて』」wezzy、2020年4月10日。
- 北村紗衣『不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る シェイクスピアはなぜ「儲かる」のか?』、アルク、2020。
- 北村紗衣「「エンドゲーム現象」は続くのか?ー二〇一九年の翻訳劇 」『悲劇喜劇』804、2020年5月号、136 - 137。
- 北村紗衣「翻案の効用ー『お嬢さん』と『スキャンダル』」『ユリイカ」』52.6(2020年5月号)、173 - 179。
- 北村紗衣(連載)「疫病の時代のためのシェイクスピア~パトリック・スチュワートが読むソネットの世界 」wezzy、2020年5月10日。
- 北村紗衣「結婚というタフなビジネス(1)ジェーン・オースティンとジョージ・ムアのヒロインたち」『yom yom 』62号、2020年6月号、56-61。
- 北村紗衣「ロミオとジュリエットを殺す大人にならないために」[プログラム]『マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット』9 - 10、2020年6月。
- 北村紗衣(連載)「努力家で優秀なアジア系女性という「人種」ステレオタイプ~『ウォッチメン』分析」wezzy、2020年6月10日。
- 北村紗衣「劇場と大学の授業とウィキペディア」『TV Bros.』ウェブ版、2020年6月20日。
- 北村紗衣「まだ名前のない 第4回 百科事典は社会を映す鏡」『フォーラム通信』 2020夏秋)、8 。
- 北村紗衣「あしながおばさんとシンデレラ~『SKIN/スキン』における女性」[パンフレット]『SKIN/スキン』2020年6月。
- 北村紗衣(連載)「危険でエロティックな筋肉と、禁止された同性愛『コマンドー』」wezzy、2020年7月10日。
- 北村紗衣「読み書きするシェイクスピア女子ー近世の舞台芸術ファン活動」『アジア・ジェンダー文化学研究』4(2020)、87 - 94。
- 北村紗衣「[書評]松田青子『持続可能な魂の利用』ーファンフィクションの成熟」)『文藝』2020年秋季号、492。
- Kitamura Sae, "[Review] Henry V, Saitama Arts Theater, Saitama, Japan", Shakespeare Bulletin 37.3 (2019), 444 - 447.
- 北村紗衣「としょかんライオン」『こどもの本』2020年8月号、1。
- 北村紗衣「結婚というタフなビジネス(2)シェイクスピア劇のカップルたち」『yom yom』vol.63、2020年8月号、pp. 172-176。
- 北村紗衣(連載)「スティーヴン・スピルバーグが描けないもの~ロマンス映画の不遇」wezzy、2020年8月10日。
- 北村紗衣「[ブルーレイ解説]家族愛とヌーヴェルヴァーグ」『ポン・ジュノ傑作選』2020年。
- 北村紗衣「[『劇団42歳♂』文庫版]解説」、田中兆子『劇団42歳♂ 』双葉社、2020、264 - 266。
- 北村紗衣「又吉直樹もフェミニスト批評で楽しめる」『ニューサポート高校「国語」』34(2020年秋)、8 - 9。
- 北村紗衣「私たちは帝国だったんだけど、とはいえ私はストームトルーパーにすらなれないかもしれない――『スター・ウォーズ』とファンガール」『ユリイカ』52.11、2020年9月号、222 - 229。
- 北村紗衣「自分だけの建物を建てるー語りなおしシェイクスピア刊行に寄せて」、マーガレット・アトウッド『語りなおしシェイクスピア 1 テンペスト 獄中シェイクスピア劇団』鴻巣友季子訳、集英社、2020年、販促用パンフレット収録。
- 北村紗衣「チャーリー・ブラウンとジャック・ホワイト」『ピーナッツ全集』Newsletter 10。
- 北村紗衣(連載)「ビートルズが歌う‘Boys’はなぜ面白いか 歌手のジェンダーと歌詞のジェンダーステレオタイプ」wezzy、2020年9月10日。
- 北村紗衣(連載)「I met Helena whom I love.の間違いは?英語上級者にも難しい英文法【シェイクスピア『夏の夜の夢』】」、English Journal Online、アルク、2020年9月17日。
- 髙山裕二、北村紗衣「「暴君」はなぜ生まれるのか、シェイクスピアが教えてくれること」現代ビジネス、2020年9月27日。
- 北村紗衣「結婚というタフなビジネス(3)元祖DVリベンジものー『ワイルドフェル・ホールの住人』」『yom yom』vol. 64、2020年10月号、350-355。
- 北村紗衣(連載)「ヴィクトリア朝人は家具の脚が恥ずかしいからカバーをかけたわけではない~イギリス文化と性にまつわる神話探訪 」wezzy、2020年10月10日。
- 北村紗衣(連載)「Sherlock Holmes is a character.の2通りの意味とは?米アニメ『ザ・シンプソンズ』の手ごわい英語ジョーク」、English Journal Online、アルク、2020年10月15日。
- 北村紗衣『不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る 2』アルク、2020。
- 北村紗衣(連載)「ヴァイブレータは本当にヒステリー治療のために開発されたのか?~イギリス文化と性にまつわる神話探訪」wezzy、2020年11月10日。
- Kitamura Sae, "[Review] Hamlet", Shakespeare Bulletin 37.4 (2020) 587 - 591.
- 北村紗衣「サリエーリの復讐」『英語教育』69.9(2020)、95。
- 北村紗衣「地球人には家族は手に負えないークィアSFとしての『美しい星』」、中央公論特別編集『彼女たちの三島由紀夫』、中央公論社、48-50。
- 北村紗衣(連載)「ショーン・コネリーが好んで使った「二人称複数」のyouseとは?アメリカ英語ではどう表現する?」、English Journal Online、アルク、2020年11月19日。
- 北村紗衣「ウィキペディアとフェミニスト批評」前編、中編、後編、せかいしそう、世界思想社、2020年11-12月。
- 北村紗衣「結婚というタフなビジネス(4) 結局は結婚する、ただし条件つきで」、『yom yom』vol. 65、2020年12月号、172 - 177。
- 北村紗衣「世界中の喜怒哀楽に浸透したシェイクスピアの台詞」『English Journa』(日本)、2020年12月号、30 - 31。
- 北村紗衣「シェイクスピア劇から『TENET テネット』のセイター役まで、ケネス・ブラナーの多彩な魅力」クイックジャパンウェブ、2020年11月12日。
- 北村紗衣「解説」、ローズ・マコーリー『その他もろもろ: ある予言譚』赤尾秀子訳、作品社、2020、234 - 243。
- 北村紗衣「[書評]社会に存在しないことになっている私たちのための実用書――キャロライン・クリアド゠ペレス著『存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』」Web河出、河出書房新社、2020年12月2日。
- 北村紗衣(連載)「映画史上で屈指のフェミニズム的バーレスクショー〜作りあげられたファム・ファタル『ギルダ』」wezzy、2020年12月10日。
- 北村紗衣「オタク女子の悲哀と「貞淑」という悪徳ーフェミニズム批評的観点から見た「ワンダーウーマン 1984」」、『キネマ旬報』2021年1月上・下旬合併号、No.1857、pp. 78-79。