『こいびとのみつけかた』を試写で見た。
植木屋で働くトワ（倉悠貴）はコンビニでバイトしている園子（芋生悠）に声をかけたいと思っており、枯葉を使って園子と親しくなることに成功する。風変わりな2人はなんとなくうまくいくようになる。しかしながらだんだん双方の厳しい過去が明らかになっていく。
ちょっと風変わりな作品である。トワはたぶんアセクシュアルなんじゃないかと思うし、園子が既婚者であることが明らかになってからの展開もけっこう変わっている。最初は心温まる恋愛ものっぽく見えるのだが、中盤で2人の過去が明らかになってからはけっこう重い展開になる。一方で終わり方は男女2人だけの結婚を維持しつつそこから外れるようなところもあって、ちょっとクィアな感じもする。ちょっと『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』などと似ているところもあり、最近こういう映画が多いのかな…という気もした。
