ストリップティーズを取り入れたミュージックビデオ:傾向と分類

 えーっ、ちょっと最近実はとある書評関係でバーレスクに関する映像を集めていたので、本日はその副産物ということで「ストリップティーズを見ることができるミュージックビデオ:傾向と分類」をやってみたい。扱う基準は以下の二つ。

・一瞬でもストリップティーズが登場すること:この場合、ストリップティーズとはビデオ中で脱衣を伴うダンスやポールダンス、ファンダンスなどが映っているものを指す。ストリーキング系のビデオ(ブリンク182の"What's My Age Again?"とかメイク・ザ・ガール・ダンスの"Baby Baby Baby"とかマット&キムの"Lesson Learned"とか)は今回は除外する。
英語圏・仏語圏のもの(←これはうちの知識の限界のせい)


 で、とりあえず片っ端からミュージックビデオを集めてみたところ、少なくとも80年代以降のストリップティーズを扱ったビデオはだいたい以下の6種類に分類できそうなことがわかった。


1. オレはオトコだ!おバカメタル系
 とりあえずなーんも考えてなくてセクシーなねーちゃんを出して踊らせてみました的なビデオ。ストリップティーズを一番最初に登場させた分野だと思う。

 とりあえず、オトコらしさ重視のHR/HMではこういうビデオが結構ある。
 代表作はもちろんこれ。
モトリー・クルー"Girls, Girls, Girls"(1987)

 あと、車の中から脱いだ服を投げる+双眼鏡を用いたピープショーの描写があるだけでちょっとストリップティーズらしい描写は少ないのだが、ワラントの"Cherry Pie"(1990)とか。

 こういうビデオの特徴はとにかく頭が悪すぎて(←褒めてるつもり)見ていて大爆笑できるところである。なんというかすごい安易でオリジナリティのカケラもない80年代メタルっぷりが今見るとものすごいキャンプ感を醸し出しているように見えるのだが…


 ちなみにレディ・ガガの"Boys, Boys, Boys"はモトリー・クルーの"Girls, Girls, Girls"が元ネタらしいのだが、聞き比べてみると時代の移り変わり&ガガとモトリー・クルーの頭の出来の差にがく然とすること受け合い。うちはガガのこういうおバカソングをきちんと消化してるところが好きだ。


 なお、この系列はなんかほんっとバカなものが多いが、中にはオリジナリティのあるものもある。レッチリ(ハードロックというかミクスチャーロックだろうが)の"Catholic School Girl Rule"(1985)は、ノリは似ているが明らかに笑いを狙って作っているあたり、やや知性を感じさせるところがある。このあたりがメタルとミクスチャーの差なのか…



2. イケてなさが際立つヒップホップ系
 ヒップホップは全く詳しくないのでこの分類は自信がないのだが、どうやらヒップホップ系では「オレってイケてるぜ!ということを示すためにストリッパー美女に囲まれているビデオを作ったが、結局はミュージシャンのイケてないぶりがかえって際立つことになってしまった」ビデオがたくさん作られているらしい。

 典型例はこんな感じ。
B.G.featuring ビッグ・タイマーズ、"Hennessy & XTC"(2000)

 最初のメガネが光るカットからして何とも言えないイケてない感が…

N*E*R*D、Lapdance(2001)

 …ストリップティーズの場面に差し挟まれる自転車とか乗ってる場面が何とも言えない貧乏くささを醸し出してると思うのだが…カッコよく見えるのは女性ラッパーのヴィタだけで、あとはほんとナードっぽくないか?ファレル・ウィリアムズとか本来は超カッコいいはずだと思うのだが、そのカッコよさが引き出されているように見えないんだけど…


50セント、"Disco Inferno"(2004)

 …この50セントの「不能感」というか「去勢感」はなんかすごいと思うんだけど。周りで半裸の美女が乱舞したり女同士で絡み合ってる中、50セントみたいな図体の大きい男がひたすら真面目にラップしていると、「いやいやこいつ周り中半裸の美女なのにひたすら歌だけ歌ってて本当に音楽オタクなんだな」みたいな雰囲気が生まれてしまい、おそらく作り手の与えようとした印象とは全く逆の印象を見ている人が受けてしまうので(これ見て50セントが絶倫イケメンだと思う人いるの?)、こういうビデオ作りは早急にやめたほうがいいと思う。前半の50セントの何もできない感は全く『夏の夜の夢』のボトム(ものすごい美女たちに囲まれ何もできないロバ男)に匹敵するほどすごいので、最後に女たちと寝室に入っていくところを見ても実際に50セントが女たちと性交渉できるとは思えないよ(たぶん女性たちだけで性交渉して50セントは蚊帳の外でしょうな)。


2パック、"How Do U Want It"(1996)

 このビデオは上の50セントのやつに比べるともうちょっと「南国キャバレー」みたいな雰囲気でファッションなどに気を使っていると思うのだが、そのぶんお洒落な女性たちに囲まれた2パック(この当時最もイケてた男性ミュージシャンの一人であったはず)がキャバレーのゆかいなコメディアンみたいに見えてしまい、これまたおそらく作り手が伝えたかった「2パックはすごくセクシーなのだ」というイメージとは違う何かが生まれてしまっている気がする。


 なんというか、少し売れると半裸のねーちゃんばっかり出てくるビデオを作るっていうのは、差別を受け貧しくて苦労の多いアフリカンアメリカン男性の夢を反映しているのかもしれないが、そういうのばっかり作ってるとかえって「いやいやそんなに苦労して夢の実現がこれかよ…」みたいな哀れさを醸し出しかねないので、早急にやめたほうがいいと思う。うちはほとんどヒップホップをきかないので全くえらそうなことは言えないが、こういうビデオばっかり作ってたらヒップホップを普段きかない人は「実はヒップホップってきっとダサいんだろう」と思ってしまうのではという気がするので、もっとビデオの作りを改善したほうが…とくに50セントは売れてて金あるはずだし、ライヴァルのカニエ・ウェストみたいにストーリーとかコンセプトのはっきりした凝ったビデオを作ることだってできるんじゃないの?まあそういうビデオを好きになる層はターゲットとしてないのかもしれないが…


 この系列にも1のレッチリと同様、ちょっとオリジナリティのある変種が存在する。イギリスのR&Bなのでちょっと違う気もするが、タイオ・クルーズ featuring ケシャの"Dirty Picture"とか。

 メロディは美しいが、歌詞は「エロ写メを送ってくれ」と恋人にひたすら要求するという超バカリリック。しかしながらストリップティーズの場面とクルーズが雄大な自然かなんかの前で歌う場面のギャップがひどいし、見た感じワルいセクシーというよりは優男キャラのクルーズとパンクな感じの半裸の女性たちもそんなに息があってないように見える。
 しかしながらイカれ女キャラのケシャがぴったり背景にあっていてかなりインパクトがあるのと、あとクルーズ自身が女性たちに写真を撮られる対象(見られる対象)になっているあたりがこのビデオの面白いところだと思う。イケてないヒップホップにしてもバカメタルにしてもストリップティーズというと男が女を見るだけっていう構図のビデオが多いのだが、このビデオは結構視線の方向が相互的で、男は女のストリップティーズを見る一方、女はセクシーなタイオ・クルーズの写真を撮ってるっていうところでもうちょっと工夫がある。


3. これは完全にコンセプトを間違ってるだろ!セクシー男声系
 上の二つの分類とちょっと似ているのだが、ヘテロセクシュアル女性に人気がありそうな色気のある歌声で売ってる男性歌手のビデオにストリッパーが出てくると、「いやいやこれ完全に売り方間違ってるだろ」という感じになる。例が以下のふたつ。

エンリケ・イグレシアス、"Tonight (I'm Fucking You)"

 …リッキー・マーティンの時もそう思ったのだが、こういうラテン系の濃い色気で売ってる歌手の主なファン層ってヘテロセクシュアルの女性とゲイの男性なんだろうになんでやたら半裸の女性を出すのかね?とくにこのビデオでは最初にエンリケがストリップクラブに行ってモテモテという場面があるのだが、女性ファンからするとストリップクラブに行くような男性はむしろモテないからそういうところに行くんだというイメージがあるかもしれないと思うし、プロのバーレスクダンサーの凝った踊りならともかくフツーに踊ってるだけの半裸の女性を見てもたいして楽しくないだろうし、何か根本的にコンセプトが間違ってる気がする。男性ファンをどうにか獲得するための苦労なの?それともアメリカのラテン系の女性にとってはこういうのがセクシーなの?


スペンサー・メイビー、"Flesh"

 スペンサー・メイビーは男性バーレスクのスターで私も生で見たことがあり、この歌でロック歌手デビューしたらしいのだが、なぜか女性バーレスクダンサーが多数フィーチャーされている。しかしたぶんメイビーのファンはスペンサーのバーレスクが見たいのであって後ろで踊ってる女性たちはどうでもいいっていうかいらないんじゃないかと思うので、これもかなりコンセプトに疑問がある。


 このあたりのミュージシャンはビデオ制作にあたってもっとおばさまとかゲイ男性の意見を取り入れたほうがいいと思う。こういうビデオはヘテロセクシャル女性にとってはたいして面白くないだろうし、一時的にヘテロセクシャル男性の注意を惹こうとしてるのかもしれないがたぶんファン層としてはヘテロセクシャル男性よりおばさまとかゲイ男性のほうが長期にわたってCDを買い支えてくれる気がするので、そっちにガシガシアピールしたほうが…


4. 無意味にセクシーなヨーロッパのキャンプミュージック系
 無意味にキャンプなセクシーさを醸し出すためストリップティーズを利用しているもの。ヨーロッパ系のダンスミュージックに多く、男性がほとんど出てこない、あるいは大変男性の存在感が少ないのか上の三つと違うところ。アートとおバカの間を揺れ動く不思議なビデオ群である。

 この系列の最初はやっぱりデュラン・デュランだろう。
デュラン・デュラン、"The Chauffeur" (1982)

ジュニア・ジャック、"Stupidisco"(2007)

 これとかかなりデュラン・デュランの"Girls on Film"の影響受けてるよね。



5. 物語系
 ビデオがお話仕立てになっていて登場人物としてストリッパーが登場するもの。セクシーさとかにはほとんど興味がなく、話を面白くするためにストリップティーズが出てくるという感じ。上の四つに比べて圧倒的によく考えて作られているものが多く、裸が出てくるにも必然性があるので見ていて興味深いものが多い。


 メタリカ、"Turn the Page"(1998、ボブ・シーガーのカヴァー)

 ストリッパーと娼婦をしながら小さな娘をひとりで育てている貧しい女性の苦労を描いたビデオで、まるで演歌みたいである。非常にきちんとシリアスな話に仕立ててあるので見ていると結構つらい。ストリッパー役を演じているのはポルノスターのジンジャー・リン・アレンという女優さんらしいのだが、いかにも教育も仕事もなく疲れきっているが子どもだけは大事に育てている感じがよく出ていて実にいたたまれない。


プロディジー、"Smack My Bitch Up"(1997)←相当露骨なので注意

 ブレまくりの一人称撮影で暴力的なので最初はかなり忍耐が必要だが、ジェンダーとかセクシュアリティに興味ある人は必見のビデオだと思う。なんていうか、我々がいかにステレオタイプジェンダー観に支配されてるか、そして映像がいったいどういうふうにジェンダーを描くのか、っていうことをうまいこと利用したビデオ。


ロビィ・ウィリアムズ、"Rock DJ"(2000)←グロいので注意

 これはスペンサー・メイビーの"Flesh"と並んで珍しく男性シンガーがストリップするビデオなのだが、ロビィが女性たちの気を惹くため服を全部脱ぎ、それでも目当ての女性が自分を目に留めてくれないので皮膚まで脱ぎ出すというもの。このビデオは明らかに伝統的なジェンダーによる視線の非対称(男が女を見る、女は男の注目を惹くため服を脱ぐ)を転倒してパロディ化していると思う。女性の視線を集めるためあらゆることをするロビィはなんか「オレはパフォーマーなんだから何でもやって客を喜ばさないといけないんだ」っていうエンターテイナーとしての覚悟を感じさせるな。



6. 女性による女性のためのアート系
 女性アーティストが出てきて自分でストリップティーズを行うというもの。上の五種類とはかなりスタイルが違っており、服を脱ぐことに虚飾をはぎとるとか自分の体に自信を持てるようにするとかいうエンパワーメント的な賦与されていたりする。ストーリー性も結構あったりするので5に近いとこもある。

 この系列の嚆矢はもちろんマドンナである。
マドンナ、"Open Your Heart"(1986)

 モトリー・クルーの"Girls, Girls, Girls"とほとんど同じ頃に作られたビデオだが、工夫の差が如実に…視点を逆にしただけでこうも変わるかというもの。


 2000年の"Music"になると今度はマドンナが自分ではストリップティーズしないで女友達とストリップクラブに行って女の子の踊りを見てキャーキャー騒ぐという話になる。ここでのストリップティーズの描き方は女性が女性に対して踊るエンターテイメントっていう感じで、レズビアン的というべきなのか女のホモソーシャルというべきなのか…男である運転手は入場を拒まれちゃうし、なんか「女のパラダイス」みたいな雰囲気になっている。これは明らかに1990年代以降のニュー・バーレスクの流行(バーレスクショーが主に女性客をあてこむようになってきたこと)の影響があると思う。


 で、マドンナの影響はものすごくデカいわけであって、この後もこれ系のバーレスクパフォーマンスをやる女性アーティストが続々出てくる。2000年代以降だとニュー・バーレスクの影響がかなり顕著である。まずクリスティーナ・アギレラ
クリスティーナ・アギレラ、ピンク、マイア、リル・キムミッシー・エリオット、"Lady Marmalade" (2001)

 この曲がMTVアウォードだかグラミーだかをとった時、ピンクがプロデューサーに「あたしたちに娼婦の役をくれてありがとう!」と言ってて、あそこはすごくカッコよかったな。
 クリスティーナ・アギレラ、"Dirrty" (2002)

 アギレラは最初は清純派としてデビューしたと思うのだが、なんかその後「あたしのやりたいことはこんなことじゃなかった」みたいな感じでグラマーガール路線に走った…のだが、これって「バーレスクは男性のためにやるのではなく、自己実現のための道具」っていうニュー・バーレスクについてよく言われる物語をなぞるような展開だよね。


 しかしながらアギレラよりももっとがっつりバーレスクアーティストの影響を受けているのが、ご本人ももとバーレスクパフォーマーだったことがあるレディ・ガガ
"Bad Romance (2009)

"Telephone" (feat. ビヨンセ、2010)

"Born This Way" (2011)

 なんかこのへんになるともうアートすぎてよくわからんくなってきているが、ガガのセンスってパフォーマンスの面でも経済的な面でも相当ニュー・バーレスクに近いと思う。なんでも今ニュー・バーレスクで売れてるアーティストの大部分はショーの収益を次のショー用の開発費(衣装やらセットの発注)にほとんど使ってしまうのでつつましい暮らしをしているそうだが(ミシェル・ボールドウィンジョーウェルドンバーレスク本などを参照)、ガガもセットや衣装に金使いすぎてツアーが赤字になってるみたいだし…(ちなみに、「ストリップクラブとバーレスクショーの違いは金のために踊るか、踊るために金をとるかだ」みたいなことを言ってるアーティストもいるそうで、ニュー・バーレスクのアーティストっていうのはダンスきちがいみたいな人も結構いるようだ)。


 あと、グラムロック系だとアリソン・ゴールドフラップ率いるゴールドフラップはかなりニュー・バーレスクが好きみたいで、2003年の"Train"ではバーレスクスターのインモデスティ・ブレーズを起用。

 ゴールドフラップのビデオはこういう凝った感じのが多い。


 で、こういうのはキャバレー演芸がもともと盛んなフランス系のポップスでも結構あるようで、マドンナが"Open Your Heart"を撮ったすぐ次の年にゲッシュ・パティが"Etienne"(1987)でストリップティーズを披露している。これはかなりアートっぽいもので、マドンナの他にデュラン・デュランなんかを思わせるところも。

 同じくフランス語圏の歌手でうちも結構好きなミレーヌ・ファルメールも2005年の"L'amour n'est rien..."で美しいストリップティーズを披露しているのだが、これはシンプルなビデオなのに心温まる歌声とあいまってなんか不思議な効果をあげてると思う。

 このあたりのビデオは当然アーティストのほうも考えて作っているので見応えもあるものが多いし、男性の目から見たセクシーさではなく女の仲間うちの楽しみみたいな感じで脱いでいる曲が多い…のだが、当然失敗例もある。典型的な失敗例がブリトニー・スピアーズがポールダンスに挑戦した"Gimme More"(2007)。

 本来、ポールダンスは足にポールをひっかけて回転するとかかなり筋力を使うのだが、この当時のブリトニーは体ボロボロだったせいで当然そういう難しいダンスはできず、華麗なバーレスクパフォーマンスとはほど遠い踊りに…
 あと、たぶんそもそもこのビデオはコンセプト自体に問題があるっていうのもある。上にあげたようなアーティストは妖艶なキャバレーショーのキャンプなイメージを…とか、女性の力強さを…とかきちんとコンセプトたててその一環としてバーレスクを導入しているが、"Gimme More"は「なんかちょっとポールダンスやってみました」みたいな感じで一体ビデオでどういうことを表現したいのか全然わからなくなっている。このあたりがブリトニーが抜け目ないショーガールアギレラと違ってアイドルであるゆえんなんだろうな…

 ただ、ブリトニーの名誉のために付け加えておくと、"Baby One More Time"(1998)にもバーレスクっぽい振り付けがあったがこの時はちゃんと踊れてたし、2008年の"Circus"では体を鍛えたみたいで昔ほどではなくても動けるようになっていた。"Circus"は非常にキャバレーショー的で、これまたニュー・バーレスクの影響がかなりありそうである。


 あと、プッシーキャット・ドールズは仕掛け人のロビン・アンティンがバーレスク好きでバーレスクの影響を強く受けているのだが、悪くはないけどパフォーマンスのオリジナリティでいうと上にあげたようなアーティストたちには劣るよなぁ…
"Sway" (2004)

"Don't Cha" (2005)



 で、大量のストリップティーズミュージックビデオを見てうちが出した結論は以下。
・大量の半裸の美女で男性ミュージシャンを囲ませるビデオはちっともセクシーではなく、むしろミュージシャンのイケてなさやバカさが際立ってしまうのでやめたほうがいい。そのつもりはないのだろうが、まるでウィーザーの"Beverly Hills"みたいな切ない効果があがるようになってしまっている。
 

・マドンナの影響はやはり大きい。女性が主体的に性的なことがらを表現し、それを女性リスナーが聞くというスタイルができたのはやっぱりマドンナのせいだと思う。

・2000年代の女性アーティストのビデオを見ると、思ったよりもニュー・バーレスクの影響はかなり顕著である。