パワー系が増して仕事帰りにふさわしい感じになったMidweek Burlesque第二弾

 Midweek Burlesqueの第二弾を見てきた(前回はこちら)。

 今回はスコットランド出身で日本在住のバーレスクダンサー、ドリー・タータンの一時帰国送別パーティという位置づけで、第一部と第二部の最後にドリーが出る。第一部の終わりでは黄色い派手な羽根をまとって'Shake Your Tail Feather'にあわせたコミカルなルーティンを披露しており、これは脱がないのにちゃんとバーレスクらしいバーレスクでこれだけで結構満足した。二回目はガラリと色調を変えたモノトーンの服装を使ったもうちょっとクラシックなバルーンダンスで、これも風船がわりと少ないしやたら脱いだりするわけでもないのにすごくバーレスクらしいキュートさがあって良かった。小柄なのに大変エネルギッシュだ。

 他のダンサーさんはアートハウス寄りの人も多かった前回よりもパワフル&キュート系が多く、どのダンサーさんもかなりレベルが高くてコンセプトもよくきてて面白かった。とくに紫ベビードールの二人、コッペリア・サーカスとヴァイオレット・エヴァは相変わらず面白いなぁと思った。コッペリアのルーティンはケニー・ロギンズのフットルースからプリンスのキッスに変わるという超80年代風のルーティン。踊りも曲に合わせて変わるのだがどちらもちゃんと80年代っぽいセクシーさがあり、まるで時代物の映画を見てるような雰囲気だったので、一人で踊ってるだけなのにここまできちんと「80年代です!」っていうふうになるのはやっぱりバーレスクっておもしろいジャンルなんだなぁ…と感心してしまった。ヴァイオレット・エヴァは相変わらずエネルギーがすごいし踊りも上手だし大満足。

 と、いうことで前よりもパワフルかつキュートで仕事帰りにふさわしい感じのイベントだったと思う。レギュラー化の計画があるらしくてそれは嬉しいのだが、ただ週の半ばにやるなら一時間のイベントでもいいかなぁという気も…翌日仕事があったり終電がある人もいると思うし。