20年代の建物で行われる楽しいバーレスクイベント~House of Burlesque Summer Speakeasy @Grace Hall

 グレイス・ホールでHouse of Burlesque Summer Speakeasyを見てきた。テンペスト・ローズが率いるハウス・オブ・バーレスクが主催しており、週末に開催される「スピークイージー」(禁酒法時代のもぐり酒場)風イベントである。会場のグレイス・ホールは1920年代に建てられた建物で、そこで禁酒法風イベントというのはとても雰囲気がある。

 

 残念なことに今回はテンペスト・ローズは出ていなかったのだが、ショーはどれも重しと勝った。毎年アンダーベリーのハウス・オブ・バーレスクイベントに出ているロロ・ブロウが、リアーナの"S&M"にあわせて鼻に釘をつっこんだり鼻からコンドームを入れて口から出したりするSM風のショーをやっており、見ているぶんにはすごいインパクトだが絶対覚えたくない芸だなと思った。ロロ・ブロウは後半でもう一度登場して、DJがiPhoneでランダム再生する曲にあわせて脱ぐという即興ショーもやっており、これも良かった。その他にはボーイレスクのThrobertoがなかなか面白く、最初はエアロスミスの"Dude (Looks Like a Lady)"を使ったミセス・ダウトドラァグバーレスク、後半が闘牛士のセクシーなショーで、幅の広いパフォーマーだなと思った。