私向けのイモではなかった~『アーリントン』

 KAAT神奈川芸術劇場でエンダ・ウォルシュの『アーリントン』を見てきた。

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 ダンスや音楽を組み込んだウォルシュっぽい不条理なディストピアものなのだが、正直、私が考える「機嫌の悪い時のウォルシュ」の典型で、どこで笑えばいいのか全然わからなくて全く趣味ではなかった(笑うところがないのかもしれん…)。全体的に照明の点滅を多用する演出なのも、個人的にはあんまり趣味ではない。途中で出てくるおじさんの結婚式のイモの話だけはいかにもアイルランドっぽくてちょっと面白かったのだが、周りが全然笑っていなかったので笑っていいのかよくわからなかった。