外国映画の日本語タイトルが変になる現象についての論文が出ました

 Critical Surveyの「シェイクスピアと日本」特集に、外国の文芸映画や女性向け映画、とくにシェイクスピア映画を日本に輸入するとタイトルがとんでもないものになる現象についての論文を寄稿しました。この問題(ずいぶんニッチな問題ですが)について英語で書かれた学術論文はおそらくこれが最初ではないかと思います。日本語でも一般雑誌はともかく、学術論文で先行研究は見つからなかったので、映画ファンの間でよく話題になるわりにはあんまりまとまった書き物がない分野なのかもしれません。他にも日本の先生がたくさん寄稿し、いろんな分野をカバーしています。

Kitamura Sae, 'A Rose by Any Other Name May Smell Different: Why Are the Japanese Titles of Shakespearean Films So Odd?', Critical Survey, 33.1 (2021): 59-71.

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