Six Lives: The Stories of Henry VIII's Queens

 ナショナル・ポートレイト・ギャラリーでSix Lives: The Stories of Henry VIII's Queensを見てきた。ヘンリー8世の6人の妻たちの肖像に焦点をあてた特設展である。アン・オブ・クレーブズみたいにとくに肖像画とそれにまつわる面白おかしい逸話(ちょっとあやしいと思うが)が有名な人はともかく、中には生前の忠実な肖像画がどれなのかあまりはっきりしない人もおり、とくに処刑されたアン・ブーリンとキャサリン・ハワードについては悪いイメージが流布していたこともあってなかなかどういう容姿の人だっかわかりにくくなっているらしい。杉本博司が撮った王妃たちの蝋人形の写真とか、ミュージカルSIXの衣装など、現代のものも展示されている。文書類も展示されており、ヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンがやりとりした手紙なども見ることができ、充実した展覧会である。