『REPO! レポ!』

 昨日は『スラムドッグ・ミリオネア』を見ようと思った…らなんと2つの映画館で売り切れだった。しょうがないので『REPO! レポ!』を見てきたのだが、いやぁこれはひどいな…なんかこれは絶対カルト映画になるだろうという予感に基づいて見に行ったのだが、音楽がそこまでパッとしない(YOSHIKIが担当だそうで、私があまりYOSHIKIとかの音楽が好みじゃないのもあると思うのだが)というか、綺麗だけどイマイチパンチがなくてキラーチューンが少ないし、話はやたらに内蔵が吹っ飛ぶスプラッタで(臓器販売の話なのである)、サラ・ブライトマンがせっかく出てるのにあまり生かされておらず(自分の目をえぐった後串刺しになって死亡…)、アレクサ・ヴェガは悪くはないのだがイマイチゴス娘の迫力に欠ける感じで(エヴァン・レイチェル・ウッドかもうちょっと小さかった頃のナタリー・ポートマンなら良かったかも)、『ロッキー・ホラー・ショー』みたいなカルトロックミュージカルになるには全くパワーが足りない気がした。10年後に見たらもっと余裕を持ってカルト映画として楽しめるのかもしれないが、今見ると単に音楽がパッとしないし話もぬるい映画にしか見えない…ただ、ジョーン・ジェットがカメオ出演している"Seventeen"だけは超かっこいい。ジョーンはいつまでも若くて格好良くて、ほんと尊敬する。あと、整形マニアがたたって人前で顔がはがれ落ちてしまい、そのはがれた顔をオークションに賭ける超バカ娘を演じたパリス・ヒルトンは素晴らしいかもしれない(あくまでも「かもしれない」)。


 で、うって変わって夜は小林多喜二研究者の会合に呼んでいただいた。島村輝先生、宮田汎先生、藤田廣登先生がいらしてたのだが、なんか集産党事件は私の故郷で起こったことなのに私は全然そのことについて知らないなぁと思った。戦前に労働運動については最近資料がいっぱい見つかってるらしいので、もっと研究されるべきだと思う。

 で、5/17にヒルサイドテラスで島村先生と北川フラムさんが多喜二シンポジウムをやるらしい。なんか面白そうなので、誰か一緒に行きません…?映画もついて1500円なのだが、ああいうオシャレな場所に一人で行くのはイマイチ好きじゃないので、誰かを巻き添えにして行こうかなと思う。