ちょっと歌が…赤坂ACT『ロミオとジュリエット』

 赤坂ACTシアターでミュージカル版『ロミオとジュリエット』を見てきた。プロダクションじたいは既に見たことがあるもので、話全体の印象としてはちょっとメロドラマ的にすぎるということであまり変わらなかったのだが、全体的に若手の歌が前回見た時よりもかなり下手だった気が…ロミオ(大野拓朗)は音が不安定だし、ジュリエット(生田絵梨花)はすごく下手というわけではないのだが明るい声であまり感情表現が豊かでないため、ずいぶんと一本調子に聞こえる。他の若手もダンスや演技はともかくけっこう歌はイマイチな時が多く、正直けっこう見ていてつらくて途中で数回、気を失いそうになった。この演目はあまり台本が洗練されていないと思うので、歌の完成度が低いときつい。