パリ旅行(6)サン・ドニ大聖堂

 さて、昼食のあとはせっかくカトリックの国にきたのに大聖堂を見ないで帰るのはつまらないし、ノートルダムは以前来たときに見たということで、郊外のサン・ドニ大聖堂へ。
 
 サン・ドニの広場。

 サン・ドニ市は治安が悪いので有名で、ここで研究をしている友人が二回も路上強盗にあったらしい。しかしながらさすがに大聖堂周辺は賑やかでよくある下町って感じ。観光客、それも外国からのじゃなくフランスの地方から修学旅行とかバスツアーとかで来たような感じの観光客が多く(世界のどこにでもカメラしょって出かけていくはずの東アジア系の観光客はうち以外2人しか見かけなかったし、大聖堂の中で聞こえてくる言語もたいていフランス語)、少なくともお昼は暴力犯罪が頻発するような雰囲気ではない。他のパリの観光地同様、スリや置き引きにさえ注意すれば全然平気だと思う。ツーリストオフィスの人たちもとても親切だった。

 大聖堂の外観。フランスの歴代国王が埋葬されており、とても重要な大聖堂らしい。

 大聖堂の中。











 ステンドグラスがとても立派でとにかく綺麗。カンタベリなどの大聖堂に比べるとかなり光が柔らかく、荘厳な感じがする。
 …と思ったのだが、外に出てみたらなんか窓の裏側や外壁が真っ黒になっており、たぶん光が柔らかいのはもともとじゃなく経年変化のせいなんだろうなと思った。ちょっと修復工事したほうがいいかもと思うような劣化したとこもあったなぁ。

 ルイ十六世とマリー・アントワネットの像。

 外側の柱にもしっかりついているユリの紋章。ユリとバラはどちらがきれい?

 展示。王室のマントとかが展示されている。

 中は結構こんでおり、フランス語のガイドツアーに聞き入る大人たちがいる一方、社会見学の子どもたちが多数。子どもたちは紙で作った王冠と剣を持って先生からこの大聖堂に埋葬されている歴代の王室メンバーの話をきいていたのだが、どう見ても西洋チャンバラごっことかをしたい気持ちを抑えて真面目に先生の話をきいているあたりがとてもめんこかった。

 帰りに観光局で名産らしいハチミツを購入し、パリ市内へ向かう。