重要!29歳の誕生日に「電子書肆 さえ房」を開店し、第1作として表象文化論学会共感覚パネルの記録集『共感覚の地平』を公開しました

 本日、29歳の誕生日を機に「電子書肆 さえ房」を開店し、第1作として2009年の表象文化論学会共感覚パネルの記録集『共感覚の地平』を公開しました。一応自分の個人名で登録してISBNも取得したので、一人でやってますがちゃんとした出版者です。

自サイトの告知ここからpdfとePubで『共感覚の地平』をダウンロードできますが、ePubはおそろしく見た目が悪いため推奨しません。どうしても電子書籍として持ち歩きたいという場合のみご使用下さい。
リサーチマップ(文字化けがなく、ダウンロード回数がわかるのでこちらからpdfを落とすのが推奨)

 目次はこんな感じです。

 はじめに(北村紗衣)
 巻頭エッセイ:共感覚とは何か?(長田典子)
パネル記録集「共感覚の地平――共感覚は共有できるか?」
 パネル要旨
感覚のマイノリティ――共感覚共感覚者をめぐるフィクション(北村紗衣)
日本人共感覚者(海外在住経験者)の文字認知(湯澤優美)
共感覚の情報処理(斉藤賢爾)
ヘレン・ケラーになるために――荒川修作共感覚(門林岳史)
共感覚パネルを終えて――コメンテイターによるパネルの総括(折田明子)
パネル報告(横山太郎)
[特別論考]声を剥がす――聾の想像力(木下知威)
[書評]天祢涼『キョウカンカク』(森山至貴)
共感覚研究動向案内(松田英子)
共感覚年表(松田英子)

 おそらく日本で共感覚だけをテーマにしたオリジナルの学術書籍は初めてだと思うので、皆様是非是非ダウンロードして読んでみてください!感想も受け付けています(ツイッターやってる方は #kyokankaku のハッシュタグで出してください)。ワードをそのままpdfとePubにしたため校正・レイアウトに若干不安があるのですが、内容はどれも気合いの入った論考ばかりです!

 また、せっかくISBNを取得したので、「電子書肆 さえ房」としてこれ以外にも書籍を発行しようかと思います。学位論文や学会記録集などを無償で電子書籍として配布したいという方はご一報下さい。