とても大変そうなバンドのドキュメンタリー~『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』(試写)

 『ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語』を試写で見た。

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 アメリカのオルタナティブロックバンドであるペイヴメントのドラマーであるギャリー・ヤングに関する音楽ドキュメンタリーである。私はこのあたりのアメリカのロックをあまり聴かないのでペイヴメントについてはほぼ知識がなく、映画に出てくることも全然知らないことが多かったのだ(日本で人気があったのも知らなかった)。全く予備知識がなかったのだが、ギャリーがとにかく破天荒すぎて一緒に仕事をしたくない感じの人で、そのせいでだんだんバンドもえらいことになっており、まあそうなるだろうな…と思って見ていた。音楽ドキュメンタリーとしてはよくあることだが、ファンにとっては背景知識を補充できる貴重な作品なのだろうとは思いつつ、ペイヴメントについてあまり知識がない人が見ると「すごいヘンなミュージシャンの話」に見えると思う。