ウェクスフォード郊外にあるジョンズタウン城に行って来た。大きなお屋敷に農業博物館も入っている文化施設である。元の持ち主が国に譲渡してからは農業研究所として使われていたそうだ。
農業博物館の奥にお屋敷があり、そこはツアーで見ることができる。もともとはクロムウェルが滞在した屋敷があったらしいのだが、現在の建物は19世紀に大規模に改築されたもので、フィッツジェラルド一族が住んでいた。
独立戦争時代にアイルランドのお屋敷(ビッグハウスと呼ばれる)はけっこう焼き討ちされたのだが、ここは領主一家の大部分がカトリックで、チャリティに熱心で地元の優良雇用主だったため、焼き討ちされなかったそうだ。さらに第一次世界大戦で御曹司が戦死しており、住民から同情されていたらしい。なお、この日のガイドさんの祖先はこのお屋敷の使用人だったそうだ。
ジョンズタウン城はメチャメチャ交通の便が悪いところにある。冬の日曜日はバスもないし、基本的にタクシーもない。行きは宿の車で送ってもらい、帰りはアプリで予約していたタクシーがキャンセルされてしまったのでヒッチハイクで町に戻るハメになってしまった…