三菱一号美術館「奇跡のクラーク・コレクション−ルノワールとフランス絵画の傑作」展

 三菱一号美術館で「奇跡のクラーク・コレクション−ルノワールとフランス絵画の傑作」展を見てきた。アメリカのウィリアムズタウンにあるクラーク・コレクションから借りてきた絵を展示する美術展で、ほとんどは印象派とポスト印象派。平日昼だったのにすごく混んでいてびっくりしたのだが(たまたますぐ入れたのだが普段は平日昼でも20分待ちとかだったりするらしい)、まあ混んでいるだけあって内容はとても充実している。小さい美術館なのでそこまで展示品は多くないのだが、ルノワールなどが大変よくそろっている。

 一番良かったのはチラシにものっている「劇場の桟敷席(音楽会)」で、劇場の客席のくつろいだ雰囲気が大変よく出ていたと思う。あとはメアリ・カサットの「闘牛士にパナルを差し出す女」もベラスケス風なリアルさがあって良かった。

 しかし、この展覧会が同じところで前やってたバーン=ジョーンズ展より混んでいるというのはちょっと解せないなぁ…どうも私、留学前はラファエル前派が嫌いで印象派が好きだったのだが留学したせいで英国かぶれになって趣味変わったみたい。これはいかんな。

 こちらは美術館の外。