保守的な展開であまり面白くない〜『ひつじのショーン スペシャル 〜いたずらラマがやってきた〜』

 『ひつじのショーン スペシャル 〜いたずらラマがやってきた〜』を見てきた。

 テレビ版の傑作選にテレビスペシャル版をつけて劇場公開というものなのだが、正直テレビ版は既に見たものがほとんどなのであまりいらないかも。また、『いたずらラマがやってきた』のほうは、以前の映画版『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』に比べるとかなり見劣りする。村のフェアで売られていたラマが、ショーンのイタズラのせいでひょんなことから農場にやって来て…という話なのだが、南米からやってきたエキゾチックなラマの描き方が妙に単純化されており、イギリスののどかな田園風景を乱す外国からの闖入者、常識が通じない連中ということになっていて、なんか移民を追い出すみたいな保守的な話だなーと思った。南米=サッカーというのもステレオタイプだ。ラマがもうちょっと可愛かったらもう少しマシだったかもしれないが…