29日は午後からニューヨーク公共図書館本館でリベンジマッチ。サードフォリオを見せてもらう。
これは最初の日にとった写真。
ライオンちゃん。
とりあえずユーザ登録をして仮カード番号を発行してもらい、これを申請書に記入して奥の稀覯本閲覧室で本を見せてもらった。調査自体はやっぱり一時間半くらいで終わってしまったのだが、かなり変わったフォリオでちょっとかえって謎が増えたかも。
その後は展示を見たりいろいろ見学。
立派な内装。
中にもライオン。
シェリーの展示をやってた。
これ、メアリ・シェリーの髪。
3階にはシェリー関連の資料室があるらしい。なぜこんなとこに…
100周年記念の展示。
これがなかなかすごい。いろいろな角度からお宝資料を出してきている。
『リア王』だぜ!
これはラテン語に翻訳された最初の孔子だそうな。
源氏物語絵巻。
世界で一番高架な豪華印刷本『アメリカの鳥類』。
噂にはきいていたがうちもこれはたぶん初めて見た。やはりきれいだ。
同性愛が違法だった頃のゲイ向けエフェメラ。警察につかまった時どうすればいいかとかが書いてある。
これに似たものがオキュパイロンドンやロンドン学生プロテストでも配られてて、時代が変わっても抵抗手段は同じなんだなぁと思った。
女優さんのかばんと写真。パフォーミングアーツ図書館のものらしい。
舞台装置の模型。
作家の遺品類とかもたくさん展示されてる。
リチャード・ライトの『アメリカの息子』のタイプ原稿。ションバーグ研究所(ニューヨーク公共図書館の分館で、ブラックカルチャー関連の膨大なコレクションを誇る資料センター)のものらしい。
リチャード・ライトというと古典に近い気がしていたのだが、もうタイプで打つ時代だったんだなぁと実感した。
展示を見て大満足した後はショップへ。
ここで図書館ライオンのぬいぐるみと絵本を買ってしまった…
あとブックプレートも買ってしまった。モーガンライブラリーのショップにもブックプレートがあったのだが、ああいうのってオシャレだよなー。
…ということで展示も良かったし調査もできたのだが、全般的にサービスは期待したほどではないかも。一般ユーザにはいい図書館だろうと思うし観光資源としても優れているが、研究図書館としてはどうなのかな。ニューヨーク公共図書館というと超有名図書館なのでいろいろ憧れがあったのだが、実際来てみると本の請求日時が間違ってたり(初日に本が出てこなかった)、あとクロークが稀覯本閲覧室から遠くかつサービスが異常に悪くて(ほんとマジひどい)、これははっきり言って不愉快だった。ヨーロッパの文書館でロッカーじゃなくクロークに預けさせるところって見たことないのだが、なんで稀覯本閲覧室用のロッカーを設置してないんだろう。